- 創業明治10年の八百新酒造敷地内にある煉瓦煙突が崩壊寸前。応援サポーターを募集。
- 蔵人の心の支柱であり、街のシンボルとしての景観を守りたい5代目の想い
- 秘蔵の30年古酒を初リリース。今回のプロジェクト限定の大吟醸をお届けします。
「雁木」の ”煉瓦の煙突” は、山口県岩国市にある創業:明治10年(1877年)の八百新酒造の敷地内にあります。
大正年間に建てられたこの煉瓦の煙突は、酒造りにおける役割を平成10年(1998)に終え、引退しており使われてはいませんが、時代の趣きを残しつつ、八百新酒造の歴史と伝統を知る語り部として、「2020年現在の八百新酒造」を見守ってくれている私達にとっての心の支柱です。
それと同時に、写真を撮る人や絵を描く人、のぞき込む人など、地域の人に親しまれ、旅の人に楽しんでいただいている、この歴史ある景観をは既に私たち八百新酒造だけのものではなく地域にとっての共有財産になっていると自覚しています。
そんな中、煉瓦の煙突が時代と共に経年劣化。いつ崩れ落ちても不思議がないほど危険な状態にあり、解体するか、修繕するか、の決断が迫られる段階になりました。
この煙突はもはや現役ではなく、修繕したからといってお酒の生産性向上や売上増につながるわけではありません。加えてコロナ禍の渦中にあってそれを実行することは益々経営を圧迫します。できれば先延ばししたいのが本音です。