ウィークエンドシアターについて
連続ドラマを中心に執筆する脚本家・江頭美智留が主宰となり、自身のオリジナル作品を発表する機会と情熱を持った若い役者たちの活躍の場として2018年4月に立ち上げた演劇ユニットです。演劇を、もっと身近で気軽な娯楽にしようと、 歌舞伎町にあるショーレストランで毎週土日の午後、約1時間の短編を1日2回上演。シリアスあり、コメディあり、サスペンスありで、毎月、演目もキャストも変えて上演を続けてきました。作品には、好評をいただき、再演を繰り返したものも複数あり、大阪公演も実現。2年間で再演を含めて20作品、約320公演、出演した役者は延べ約150人。
このプロジェクトで実現したいこと
毎週土日の公演を続けてきた2年間の集大成として、長編での劇場公演を行いたいと若手の役者たちから声が上がり、ファイナル公演を2020年4月に下北沢の劇地下で上演することが決定。ただし、この公演、役者達が役者として芝居をするだけでなく、資金面でも制作面でもすべてを全員で分担し、「公演を打つ」ことそのものを目標としました。作品は、連続ドラマを作るスタッフたちの悪戦苦闘ぶりを描く「スタッフルーム」。演劇とテレビドラマ、ジャンルは違えど、ひとつの作品を創り上げる人たちの情熱は同じ。ファイナル公演にはピッタリな内容です。ウィークエンドシアターを応援して下さったお客様に、少しでも成長した自分たちの芝居で恩返ししたいのはもちろん、ウィークエンドシアターを知らない多くのお客様にも、「敷居の低い演劇」を楽しんでもらいたいと、昨年の夏から準備してきました。主宰・脚本担当の江頭が劇団時代に何度も客演して頂いた木根尚登さんの特別出演も決定。稽古もスタートしていました。そんな矢先のコロナ禍。他の演劇公演同様、私たちも公演の延期という苦渋の決断をせざるを得ませんでした。延期とは言え、同じメンバーでの実現も決して簡単ではないだろうと思い、事実上の中止なのかも……そんな思いを抱えていたところ、特別出演の木根尚登さんから、2021年1月ならスケジュールを空けられるとの申し出が!予定していた4月公演は完売日も多く、楽しみにして下さっていたお客様に、この作品を届けよう! この作品を全員で全力で世に出そう! 全員が思いを新たに致しました。