- 令和2年、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、佐賀バルーンフェスタはやむなく中止に。
- 毎年100機以上の熱気球が参加し、世界のバルーニストの「聖地」とまで言われるまで成長した本大会
- 来年以降の大会開催が不透明な中、佐賀バルーンフェスタ組織委員会の継続的な活動にご支援ください。
▶︎ごあいさつ
佐賀の子供たちは、「パパ・ママ」の次に「バルーン」を覚えます。
秋の早朝、家族と一緒に会場へ。ダッコされて、一斉に上昇していく100機を超えるバルーンを、目をキラキラと輝かし、あどけないユビで指しながら、ふっくらとしたクチビルから「バルン」というコトバがでてきます。会場のあちこちで見られる光景です。
子供たちはやがて大人になり、自分の子供も連れてやってきます。そのときにも「バルン」。
中にはパイロットになって上空から手を振る子たちもいるのです。
この佐賀の光景を次の世代につなげたい。私たちは、このコロナ禍になって、さらに強く想うようになりました。家族や地域の絆が、バルーンに込められていることを感じています。
41年前、佐賀には何もなかと自嘲気味に言う市民も多い中、この大会は始まりました。気球が離陸する嘉瀬川河川敷には、テントがわずか2張、競技車両も中には入れず、気球をみんなで担いで離陸ポイントに運びました。参加したのは、たったの14機。