ご挨拶
あみ達の女将、高橋並子と申します。当社は、1916年(大正5年)に高橋達之介が創業し、今年で104年を迎えます。当時は漁業と兼任していたため、漁業で使う網と、創業者の名前をとって「あみ達」という屋号でスタートしました。現在、4代目高橋悟が代表取締役となり、清潔なトイレや冷暖房完備の大型屋形船8隻を保有し、浅草、東京スカイツリー、お台場などを巡る豊富な遊覧コースと、自慢のコース料理で人気を博していました。あみ達では、2020年2月14日に「他社の屋形船から新型コロナ感染者が出た」と報じられて以降、予約がほとんどキャンセルになりました。3月から4月にかけてのお花見シーズンでは、毎年9,000人のお客様が乗船していましたが、今年は0。戦争中を除くと、創業以来こんな状況になったのは初めてでした。都の要請を受けて船は4月3日から5月31日まで休業しました。6月の予約もほぼ0となり、7月は5件予約が入るのみでした。普通の飲食店は4月の緊急事態宣言から休業となっていましたが、屋形船業界は2月から実質的に休業している状態になってしまい、当社の売上は昨対90%減にまで落ち込んでしまいました。