はじめまして。カカカ代表・田尾友輔です。
私は東京でランドスケープ設計の仕事をしており、4年前に「新しい風景を作りたい!」という熱い気持ちを胸に、地元の鹿児島県薩摩川内(さつませんだい)市にUターンしました。
Uターン後しばらくして、地元で暮らす友人達に薩摩川内市のことを聞くと「このまちは何もなくてつまらない」「休みの日には市街地に遠出する」というショッキングな返答に、改めて薩摩川内市について考えるきっかけとなりました。
薩摩川内市は薩摩半島北部に位置し、九州新幹線の停車駅を持つ人口およそ9万人の中核地方都市です。まちの中心を流れる川内川や甑島列島などの美しい自然がある一方、原子力発電所があることで市外の人々からは「原発のまち」と言われることが多くなり、自分たちの明確なアイデンティティが薄れ、誇りを持ってまちのことを語れていないんじゃないか?ということに気がつきました。
そんなまちの現状を知り、薩摩川内市の新たな魅力や誇りを自分たちの手で創り出したい!という気持ちが益々強くなっていきました。