はじめに・ご挨拶
千歳楼6代目女将の吉岡文恵と申します。「千歳楼」は2014年に国の登録有形文化財に指定され、明治、大正の時代は多くの政治家や文化人からも愛していただけた旅館だったのですが、近年、その歴史の長さからも建物の痛みが激しく、またコロナ不況の折、旅館の経営がどうしても厳しい状況に陥ってしまいました。私共はこの歴史ある旅館を私共の代で終わらせることなく次の世代にどうしても残していきたいと思っています。
文化人ゆかりの宿 千歳楼【公式サイト】
このプロジェクトで実現したいこと
「千歳楼」は1771年に伊吹山の薬草と養老の滝の水を使った薬湯風呂の経営が始まりであると記録に残っています。これまでの250年間で建物は改修工事、増築工事を繰り返し現在の様子になっていますが、残念ながら薬湯風呂は残っていません。そこで今回のプロジェクトではまずは千歳楼の起源である「薬湯風呂」の復活を目指したいと考えています。