はじめに・ご挨拶
みなさま初めまして。私たちのページをご覧いただき本当にありがとうございます。柳川市観光協会の会長を務めております高橋努武です。私たちの柳川という町は、「掘割」と呼ばれる水路が町全体に広がる、「水と共に生きる町」です。そこには、竿一本のみで動かす舟が行き交う独特の文化が育まれてきました。
そして現在、生業の中心の一つである観光業は今回のコロナ禍によって大きな打撃を受けました。
コロナウィルスの流行が始まった2月・3月。柳川は「さげもん祭り」というお雛様で町全体が一色となり、お雛様の水上パレードが舟の上で行われる時期中でした。
毎年13万人もの観光客がこの時期に訪れる最も大きな行事が中止となり、それ以降の柳川の行事ごともほとんどが中止となってしまいました。
それは今月11月の北原白秋先生の命日を囲む3日間、夜に行われる柳川市民の誇り、「白秋祭」も例外ではありませんでした。
そして、これら柳川の行事や柳川の風景にいつも寄り添い、華を添えているのは舟と船頭さんの存在です。