- 酒蔵の挑戦! 143年の歴史を持つ現在稼働中の『三千櫻酒蔵』が岐阜中津川から北海道東川町へ移転
- 町の挑戦! 公設民営型設酒蔵・三千櫻酒造が誕生。「笑顔にする酒」を北海道東川町から全国へ
- JAの挑戦! 三千櫻のためだけに作った東川産の酒米「彗星」「きたしずく」から生まれる酒とは?
2020年11月7日。全国でも珍しい「公設民営型」の日本酒蔵が誕生しました。
その舞台となったのが、北海道上川郡東川町。旭川市の隣、北海道のほぼ中央に位置する人口8,000人ほどの小さな町です。ここには大雪山の恵みを受けた豊かな水があふれ、「上水道」がありません。蛇口をひねれば、大自然が蓄えた雪解けの天然水が、惜しみなく流れ出てきます。
そしてその水と豊かな土壌を生かし、北海道屈指の「米どころ」でもあります。
公募により酒造りを任されたのは、明治10年創業の三千櫻(みちざくら)酒造。岐阜県中津川市で『三千櫻(みちざくら)』という名の酒を造り続けて143年の歴史を持つ老舗の酒蔵です。
いち早く北海道産の酒米に大いなる可能性を見出していた三千櫻酒造。この先100年続く「旨い酒」を造るには今、動くしかない。そう決断し、実行に移します。
距離にして1550キロ以上。「現役の日本酒蔵が長距離を移動する」という、これまた稀有な挑戦を成し遂げました。