栃木県宇都宮市に、「黄ぶな」という郷土玩具があることをご存知でしょうか。江戸時代に疫病が流行した際、村人の一人が宇都宮の田川に泳いでいた珍しい黄色い鮒を釣り上げて病人に食べさせたところ、病気が治ったという言い伝えがあります。その後、なかなか釣れないその黄色い鮒を模した張子で作り、毎年無病息災のお守りに家に飾るようになったそう。それが郷土玩具「黄ぶな」です。
キブナドンはその「黄ぶな」が怪獣化した姿として、グラフィックデザイナー・照紗の手により2014年に生まれました。黄ぶなが「郷土の人々ともっと仲良くなりたい」と願っているうちに、足が生えた怪獣の姿になったのです。今では、川から上がって街中をてくてく歩いている姿が見られるのだとか…。
人々の無病息災を願うキブナドンは故郷の宇都宮の役に立つため、応援活動を仲間たち“きぶなかま”と一緒に始めることにしました。活動をはじめるにあたり、まずは皆ともっと仲良くお仕事するためのスーツ(着ぐるみ)をつくりたいと考えました。キブナドン考案「お仕事スーツ」(着ぐるみ)キブナドンと兄弟たちが乗り込んで動かします。(画像はイメージです)