はじめに・ご挨拶
NARAYA CAFEオーナーの安藤義和と申します。
箱根登山鉄道宮ノ下駅前に足湯カフェをオープンして13年になります。
開業からこれまで、箱根の自然と足湯の温泉に癒されながら、世界中から来た旅人が交流を楽しめるカフェとして多くのお客様に来ていただきました。
昨年秋には台風19号の被害により登山鉄道が運休し、さらに今年に入るとコロナウィルスが追い討ちをかけ、開業以来最も困難な1年間でした。
ですがその間、自分たちの足元をみつめる良い機会となりました。
これから先の地域の未来を考えた時、温泉や森林資源という恵みが「当たり前」に存在するのではなく、「有り難き」ものなのだということを自覚し、ともに手を携えながらそれらを守り発展させていく活動が必要なのではないでしょうか。
NARAYA CAFEの空間は地域で活動する若き職人たちとオーナーや友人たちとの協働によって、プロに任せる部分は任せ、素人でもできる部分はセルフビルドで作り上げてきました。その後も雑貨店・ブックカフェを併設し、コロナ緊急事態中の今年4月〜5月には厨房のリニューアルも行いました。