金木犀の香りで秋の始まりを感じたり、たまたま香ってきたことで、かつてその香りを身につけていた人のことを思い出したり。
香りは、嗅覚を通して脳に訴えかけ、紐づいた記憶を引き出します。何かの香りに「どこかで嗅いだことがあるな…」と記憶を辿った経験のある方も多いのではないでしょうか。
香りと記憶は紐づいている。そこからヒントを得て、離れていても好きな土地を身近に感じてもらうために「嗅覚」に特化した地域発の商品を作ろうと思い立ちました。
<自己紹介>
プロジェクトをご覧くださり、誠にありがとうございます。株式会社富川屋 代表取締役の富川岳(とみかわがく)です。
私は2016年に岩手県遠野市に移住して、ローカルプロデューサーとして地域の魅力をデザインで発信する活動をしています。
遠野は、柳田国男著『遠野物語』を生んだ"民話の里"であり、四方を山々に囲まれた盆地の中に河童や座敷童子、山の神、山男/山女など、目に見えざるもの・異界との繋がりを感じさせる不思議な話が多く残されている場所です。