はじめに・ご挨拶
私たちは、令和元年度に内閣府地域コアリーダープログラムに参加したメンバー(団長1名、団員8名)です。障害者活動分野の派遣国活動として、プログラム初の訪問国であるイタリアで共生社会の実現に向けた取り組みを行う13箇所の団体や施設を訪問しました。 イタリアは、40年以上前から、障害のある子・ない子ともに、同じ教室で学び、成長することが保障されている国です。私たちは「フル・インクルーシブ教育」の実際を、垣間見ました。 最近は、さまざまな方面で「共生社会の実現」という言葉を耳にする機会が増えてきました。
皆さんの日々の生活の中に、障害のある方とともに、楽しみや生きる喜びを分かち合う場面はありますか?
■地域コアリーダープログラムとは? 内閣府が6つ展開する青年国際交流事業のうちの一つが「地域課題対応人材育成事業(地域コアリーダープログラム)」です。高齢者、障害者、青少年、各分野の課題解決に向けた取り組みを行う社会経験ある日本青年を、先進事例のある外国へ派遣する事業と、外国青年招へい事業の二本柱で、課題対応の能力向上を図ります。