- 障害のあるアーティストが描きだす作品を通じて、"異彩"を全世界に放つ拠点にしたい
- 思想に共鳴した応援者と共に成長し続けるギャラリーを開設したい
- 地方都市・岩手盛岡を「"障害"のイメージ変容を実現」する聖地にしたい
株式会社ヘラルボニーの代表を務める岩手県出身の双子・松田崇弥(弟)と文登(兄)です。ヘラルボニーは、私たち双子に4つ上の兄がいたことから誕生しました。兄には、自閉症という先天性の障害があります。彼はもちろん、笑います、悲しみます、怒ります、そして、涙を流します。敢えてカテゴライズするならば、私たち”健常者”と同じ感情を抱きながら、当たり前に毎日を過ごしています。
しかし、兄はよく「可哀想」と表現されることがありました。同じ感情を抱いているにも関わらず、なぜ「可哀想」なのでしょうか。「障害者」「社会的弱者」「普通じゃない」「可哀想」。障害のある方々の生活には、多くのボーダーに溢れています。
ヘラルボニーは「異彩を、放て。」をミッションに掲げ、知的障害のあるアーティストが描いたアート作品を通じて、「欠落」というイメージを「個性」へと変換させていく挑戦を行なっています。私たちが世の中に伝えていきたいのは、強烈な感性と、研ぎ澄まされた才能、そして、ありのままの人生です。そんな私たちが、ヘラルボニーのはじまりの場所“岩手県”で「どこよりも強烈な異彩を放つ場所」を構えます。その名も、「HERALBONY GALLERY」。