はじめに・ご挨拶
皆さん初めまして。愛媛県四国中央市で昭和25年に創業した蒲鉾屋でございます。
この度はこのプロジェクトに興味を持っていただきありがとうございます。ご縁に感謝いたします。
弊社のあるこの地域では昔は漁業が盛んでじゃこえびと言われる小魚がよく獲れていました。昔は冷凍などの保存方法が無く、このじゃこえびの保存の方法の一つとしてえびちくわがこの地域で作られたのが明治の初め頃だと言われております。
弊社はこのえびちくわをこの地域で作り続けて70年以上になります。私は蒲鉾屋で3姉妹の長女として産まれて、3代目を継承するために現在勉強しているところです。
えびちくわについて
えびちくわとは愛媛県の東予地方から香川県の西讃地方までの間の特産品と言われており、明治の時代から現在に至るまで長年親しまれています。
特徴は瀬戸内海で獲れるじゃこえびと呼ばれる小エビを頭だけを取り除き、殻ごとミンチにして練りこんでいます。またちくわの50%以上が豆腐で作られており普通の竹輪とは食感が異なります。豆腐は普通の木綿豆腐を再度絞って手でも崩れない絞り豆腐を自社でえびちくわの為だけに作っています。きれいな桜色の竹輪で地元では縁起物としても使われております。