- 今どき珍しい本格下駄。誰にとっても一番履きやすいことを目指した、環境に優しい下駄。
- 京都の和装メーカーの協力を得て、和装履物づくりに実績のある海外工場で製作した本格下駄。
- リサイクル素材を使って製作しているため破棄するとき、壊れた時でも環境に優しい素材です。
古くて新しい日本の普段履「下駄」今まで希少な麻を使った甚平や、廃棄布を再活用した作務衣などを企画してきた弊社では、以前「誰にとっても一番履きやすいことを目指した、環境に優しい下駄」というコンセプトで、「履きやすさ」を重視した「右近下駄」を企画しました。
「右近下駄」とは、歯がないタイプの下駄のこと。
台の土踏まずの辺りをくり抜いた草履に近い形の下駄で、歩きにくさを解消しようと昭和に入ってから誕生した形です。
「右近下駄」プロジェクトは大変好評でしたが、一部のお客様からは、「伝統的な二枚歯の下駄はつくらないのか」というお問い合わせもいただきました。
以前、モニターの皆様を対象に行ったアンケートでは、二枚歯下駄について
「慣れない下駄で、カクンカクンとぎこちなく歩いて恥ずかしかった」
「花火大会に浴衣で行ったら、鼻緒で靴ずれになり、痛くて歩けなかった」
といった否定的なお声もいただいております。
しかし、一方で大正以前は二枚歯下駄が一般的。本格的な下駄と言えばやはり二枚歯下駄という思いもありました。