はじめに・ご挨拶
はじめまして、南部鉄器工房 及富(おいとみ)の菊地海人です。
南部鉄器工房及富 菊地海人
私たちのチャレンジに興味を持っていただきありがとうございます。
私はこの仕事に就いて6年目になります。まだまだ修行中ではありますが、及富の跡継ぎとして、職人仕事だけではなく、デザイン、新製品の企画、SNSを活用した広報発信に取り組んでいます。
私は伝統工芸、南部鉄器を家業とする家にうまれました。幼い頃より両親をはじめ、祖父、祖母、仲間の職人達が楽しそうにものづくりをする背中をみて育ってきました。子供ながらに自分も将来この仕事を一緒にしたいとあこがれたことを鮮明に覚えています。
私の幼い頃には、南部鉄器は骨董の古道具というイメージが強かったものの、現在南部鉄器は世界中の人に知られる存在になりました。
先人たちが、南部鉄器は世界に通用する工芸品であると誇りをもち、挑戦し、その結果が実ったのだと思っております。弊社では1954年に5代目及富がアメリカへ出展し、その後も代々海外の展示会に挑戦してきました。