[コロナ禍の中で、音楽を通じて何かできないか]
札幌の音楽スクール、ヴォイスワークス・サッポロ代表の谷藤勝彦と申します。
音楽というフィルターを通じて、この時代と環境下、自分たちでできる「有意義で面白いこと」って何だろう?
それがこのコロナ禍の一年半程、ずっと考えてきたことでした。
しかし私には「今は全てが止まっている」感覚があり、第一歩をどうしたら踏み出せるのか、結局は思えども躊躇する状態でした。この世界的なコロナ禍を見れば、それは至極当たり前なことでもある訳ですが。
自分だけではなく、友人・知人・先輩諸氏・愛弟子の諸君・取引先の皆さん・同業他社の皆さん・音楽に関わる全ての人たちや仲間たち・演者・会場・音響・照明・企画演出・飲食・仕入れ・卸業・宣伝広告・メディア・コンテンツ制作・映像制作、そしてお客様に至るまで、それまでの「流れ」が不安定となり、或いは完全に寸断されて、経済活動も含めた様々な「循環」を滞らせている、と感じたからこそ芽生えた「感覚」だったかも知れません。