- 再醸酒の濃醇甘口の味わいではなく、シャインマスカットのようなフレッシュな香味を実現
- 仕込水の代わりに出品用の熟成中・大吟醸を惜しみなく投入。高貴で甘酸っぱく、かぐわしい余韻を実現
- 至高のマリアージュ。再醸酒でウォッシュしたチーズと、季節フルーツの再醸酒漬けコンポートをご用意
通常、再醸酒に仕込み入れる清酒は、大半は普通酒や純米酒を用いています。大吟醸酒で醸造された商品は、製造コストは極端に高くなり、味わいの表現も未知数なため、ほとんど見受けられません。
しかし土屋酒造店では、今回あらためて蔵内に保有している昭和55年の金賞酒をはじめとした、選りすぐりの秘蔵ヴィンテージ大吟醸を吟味の上、最適な組み合わせを導き出し、至高の余韻を実現いたしました。
長野県工業技術センターの蟻川幸彦先生に「清々しく水々しい青りんごやマスカット様の美しい酸を生み出す方法はないものだろうか?」と相談したところ、以前分離した酵母を再度フォーカスしてみようとの事で、「P43-14」という菌株の酵母を弊社のために掘り起こしていただきました。従来の酵母より、果実様の香りと酸味のバランスで良い結果が得られ、noble-resonanceへと採用いたしました。
「亀の海にしか表現できない特別な“再醸酒”を造ろう!」と話が持ち上がってから、まずはスタッフ全員で日本中の酒蔵の再醸酒のテイスティングを重ねました。