”糖尿病”と聞いた時どんなイメージをお持ちになりますでしょうか。昨今、10人に1人は糖尿病と言われており、その中でも、1型糖尿病や重度2型糖尿病などは日常的なインスリン注射のために24時間365日一生涯血糖値モニタリングが欠かせません。生きていく上で大切なことですが、「なかなか面倒・・・」「ストレスになる・・・」というのが当事者達のリアルな声でした。
インスリン注射が必要な糖尿病患者さんとそのご家族の悩ましい問題は「向き合い続けること」です。
糖尿病になると、摂取した食事をエネルギーに変換するために日々日々のインスリンホルモン注射が欠かせません。血糖値が安定しているかを24時間365日チェックする必要があるのですが、患者さんおひとりだけでは難しいケースが多く、ご家族のサポートが大切になります。
血糖値は低すぎても高すぎても身体に大きな負担がかかるため、本人が遊んでいる時や寝ている時を含め、ご家族は血糖値数値を常々チェックすることになります。血糖値管理は生きていく上で欠かせませんが、日々「数値」に縛られることは患者本人、そしてご家族にも多大な負荷がかかることが多いのです。