- 「いまの暮らしに寄り添う漆器」をコンセプトに、あたらしいカラーリングの弁当箱を企画
- 漆器の素晴らしさを伝え、少しでも多くの方に使っていただき、伝統の文化を未来へとつなげていきたい
- 大工一筋50年の父とともにつくりあげた、初のコラボ作品。一貫制作によりコストを抑えることに成功
漆器の世界に新しい風を
はじめまして。
漆器作家の笹浦裕一朗と申します。
石川県加賀市山中温泉で7年間修行を積み、ただひたすら漆と向き合って、そろそろ20年ほどになります。
軽くて丈夫、うるしが放つ柔らかく艶やかな色彩、口当たりの良さ、あたたかみを感じる手触りなど、漆器の魅力はたくさんあります。
しかしながら、手入れや扱いが難しそう、高価過ぎて気後れする、時々しか使わない特別なもの、ちょっと敷居が高いかなぁ・・・などなど、様々なご意見を耳にします。
そんな思いを払拭していただき、日常に気兼ねなく使っていただける漆器を日々模索し続けてきました。
ー いまの暮らしに合う色合いとはどんな色か?
ー 大人も子供も使えるものは何か?
ー 天然素材である木とうるしでできた、漆器の良さを活かすものは何か?
ー 外出がままならない現状に、ほっとできる楽しい食事のシーンを提供できないか?
と、思考を巡らせました。そして今回、温かみがあってこころが晴れやかになるカラーリングで、「いまの暮らしに合う弁当箱」、「普段遣いでいつでも気軽に使ってもらえる弁当箱」を、マクアケへの出品のために一から企画してみました。