- 1300年の間、絶え間なく連綿と続けてこられた阿蘇山信仰の拠点
- 恋人の聖地に認定された縁結びの寺、阿蘇山本堂西巌殿寺奥之院
- 地元の木材をふんだんに使って建設される日本でも数少ない火山地帯にある木造建築物
阿蘇山の火口近くにある「西巌殿寺奥之院」
古来より崇敬を集めてきた阿蘇山信仰の拠点、熊本県で「恋人の聖地」に認定されたパワースポット、阿蘇山本堂西巌殿寺奥之院を再建するプロジェクトです。
阿蘇山西巖殿寺は、神亀三年(七二六年)、インドの毘舎衛国から来た最栄読師によって開かれました。最栄読師は阿蘇山の火口の西の洞窟に自ら刻んだ十一面観音を安置し、寺を開きました。人々はこれを阿蘇山の西の巖殿の寺と呼びました。これが阿蘇山西巖殿寺の由来です。この地において、代々火口の静謐(せいひつ:火口がおだやかであること)を祈り約千三百年の歴史が経ちます。阿蘇山西巖殿寺は加藤清正により麓に復興され、その後も本堂が建てられ、その祈りは続けられました。本堂は明治4年に麓に移築されましたが、明治22年に有志により、現在の奥之院が建てられその祈りが途絶えることはありません。