性教育を親が子へ伝えるための導入として、この本を出版したい。子どもたちに「パパとママが愛し合って、あなたが生まれてきたことはそれだけで奇跡」と、親が子に当たり前に伝えられる世の中にしたい。そのきっかけを作りたい。
◆はじめに
保育士で性教育講師、セミナー講師のあおきかなえです。
保育士として約15年、約2,000人の園児・保護者と関わりながら、私自身も3人の子どもを出産しました。
子どもが成長し、性教育を学び始めた事をきっかけに、性教育をもっと沢山のママ達に身近に感じて欲しいと性教育アドバイザーとなり、全国で講演を行っています。
これまで、オンラインを含めると約100回の講演をさせていただき、教えたママさんや保育士さんは約1300名になります。
性教育には、2つの大きな意味があると思っています。
ひとつは、「性犯罪から子どもを守ること」。
これは、我が子を被害者だけでなく加害者にもさせないということです。
子どもを交通事故から守るために交通ルールを教えるのと同じように、子どもを性犯罪から守るために性教育をしてほしい。
もうひとつは、「いのちの素晴らしさを伝えること」。
パパとママがいて、たくさんの奇跡が重なってあなたが産まれたことは、それだけで素晴らしいことだと、1人でも多くの子どもたちに伝えたい。
