はじめに・ご挨拶
都内で活動している劇団DULL-COLORED POPです。このプロジェクトでは、日本を代表する劇作家・岸田國士の戦争にまつわる戯曲をすべて上演し、岸田國士の言葉を通じて「戦争」を考えることを目指します。岸田國士は劇作家ですが、1940年から大政翼賛会の文化部長を務めてもいました。当時の岸田と日本人がどのように「戦争」を見ていたのか? 演劇で描き出します。
このプロジェクトで実現したいこと
・今でも全く古びない岸田國士の戯曲を最高の形で上演し、演劇としてクオリティの高い公演にすること・高品質の配信を行い、劇場に来れないお客様にも最高の会話劇をお届けすること・若い俳優を多数起用し、新たな発見や成長に繋がる充実した稽古を行うこと・徹底的なリサーチとディスカッションを通じて当時の社会や人々の考えや思いを分析し、現代の観客に提示すること
プロジェクトをやろうと思った理由
昨年末より「岸田國士と戦争」というテーマで取材を進めてきました。最終的には新しい創作戯曲を一本書き上げて当時の岸田と日本人が何を考えていたのか描き出す予定ですが、その前にまず戦争について岸田が語った言葉、書いた台詞と徹底的に向き合うことが必要だろうと考えました。