- 捨てられるはずの鮑の貝殻を原料に使い独自に作り出したオリジナルカラー
- 手作りで職人が一つ一つ宙吹き技法で丁寧に作った温かみのあるフォルム
- 爽やかなスカイブルーで使用シーンを選ばないデザイン
●プロジェクト概要
私たちは1994年に福岡県宗像市で工房を設立し、ガラス工芸品を製造しております「粋工房」と申します。
1919年に中島広吉が設立した「中島硝子製作所」(のちの福岡特殊硝子株式会社)の流れをくみ「福岡県知事指定特産民工芸品」に指定されている福岡積層工芸硝子の技術を使い製品を作っています。常にガラス工芸品の可能性を追求し新しい物を作る事を探求しています。
本プロジェクトでそんなガラス工芸品の可能性の追求と、当工房があります福岡県宗像市の魅力発信にとの想いから「金の岬天色(あお)」を製作しました。
当工房があります福岡県宗像市は福岡市と北九州市の丁度中間地点にあり自然と海が美しく福岡県下でも有数の漁獲量を誇る鐘崎漁港などを有しています。
このプロジェクトの源流には2016年に販売を開始した鮮やかな朱色が特徴的な「沖ノ島朱(あか)」にあります。
この「沖ノ島朱(あか)」は、沖ノ島とその関連遺産群が世界文化遺産へ登録されるのでは?と言われ始めた2015年「宗像市を代表する特産品が何かガラスで作れないだろうか?」という思いからスタートし、「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の構成遺産の一つ沖ノ島近海の天然塩を原料に使用し試行錯誤しながらようやく製造に成功し「宗像びーどろ 沖ノ島朱(あか)」というブランドで商品化に至りました。当初より宗像市の市章が【赤・緑・青】だったので、時間をかけてでも「宗像びーどろ」はその3色を作りたいという想いを秘めていましたがその後の開発は難航し沖ノ島朱(あか)完成後3年の年月を経て、神守る島宗像大島の海岸の砂を原料し使用した「大島翡翠(ひすい)」を完成させました。