- ケーキとパンの両方を作る鈴木俊介シェフがパンの全国大会「ベーカリージャパンカップ」で優勝
- 博士号を持つ化学者の父と共に「本当に美味しいパン」を研究して辿り着いた境地とは?
- テレビの企画で『パンおいしいまま』に出会い、ついに「焼き立てより美味しいパン」を生み出した
プロジェクトパンセット誕生ストーリー
キーワードは「沸き立つ香り」、パンの風味が鮮明に得られる新レシピ。スタッフ全員一致で「焼き立てより美味しい」と納得できるパンセットを誕生させた。
パンセットは鈴木シェフ自ら焼くため、限定数となる。その誕生のストーリーを紹介する。
優勝シェフの技巧とパンの持つ課題
千葉県船橋市「ケーキとパンのお店ソレイユ」の鈴木俊介は、日仏に渡り20年以上腕を磨いて、2019年にパンの全国大会で優勝して厚生労働大臣賞を獲得した。
「BEIGEアランデュカス東京」では当時最年少で日本人シェフを任されていた程の腕前。ケーキとパン、似て非なるものを熟知する鈴木にしかできない事がある。
鈴木が最も意識しているのは「香り」。デザートを作る上でバニラや洋酒、スパイスなどで「香り」を潜ませて美味しさを際立たせる。
パンも同じで、酵母や焼けた小麦の香りが重要な要素だと語る。
しかしパンには時間経過と共に香りが失われて行く課題があった。