- 瀬戸内の多島美(たとうび)と、島に生き続ける人々が織りなす悲しくも強い人間賛歌の物語
- 平成30年 西日本豪雨災害から5年目、風化への警鐘を鳴らす映画
- 広島出身在住の新進気鋭の映画監督 宮川博至が脚本、出演者とスタッフ一丸となって全国公開へ
脚本・監督:宮川博至(みやがわ ひろゆき)
西日本豪雨は広島で生活している私にとって、初めて身近で起こった最悪の災害でした。
ここ広島で生活しているからこそ、豪雨災害をテーマに映画を作らなければならない。そう思い、私は脚本を書き始めました。
人は、簡単に「災害が起こった場所などに住まず、引っ越すべき」「もっと他にいい場所はたくさんある」と言います。それも正しい。しかし、事実としてその場所から離れられない人もいます。その人たちの事情を聞けば、口にできない言葉が増えていきます。
前向きになんてならなくていい、ただ映画を見ているその時間だけでも前を向く気持ちが少しでも芽生えればと思い、この映画を作りました。
宮川博至
映画事業プロジェクト概要
映画「とべない風船」(製作:buzzCrow Inc.)は豪雨災害で家族を失い、心を閉ざした主人公が、人生に迷い疎遠になった父親に会いに島にやって来た元教師の女性と出会い、家族でも恋人でもない二人の永遠に晴れそうにない心の行方を、多島美が連なる瀬戸内海の故郷を舞台に描いた感動作。