映画「RIGHTS! パンクに愛された男」について
武富カズキ 1966年1月28日生まれ。佐賀県有田町出身。
実家は、有田焼製造会社経営の窯元。繁盛期は、従業員400人を 抱える裕福な家で 育つ。堅苦しいしきたりや伝統、家柄を重んじ威張り散らす父親。家庭環境に嫌気を感じていた頃、イギリス ロンドンで生まれたパンクロッ クの衝動的な音楽とビジュアルに、心を奪われえる。 学年1、2位だった勉学は止め、髪を逆立て、ビリビリに破った親父のシャツを着て、 友人たちとバンドを組み上京し、CRACK The MARIANとして 自主制作したレコードが、メジャーレコード会社の目に止まり、1990年にメ ジャーデビューを果たした。CDの発売、 全国ツアー、フェスと順調に見えたバンド活動だが事務所の社長が 借金を残し消えてしまう。 それから、新たな音楽の方向性を探るべくJUNIORを結成。ライブを重ねる。バンドを志してから 40年余。56歳になったカズキは、パンクロッカーを辞めない。実家の会社は、長男の代に変わっていたが デタラメな経営 で多額の負債を残したまま行方不明。二男は 精神疾患で病院隔離中。実家は、差押え競売となり母は、 戸惑うしか無かった。ついに、カズキ は有田に帰郷する。急遽 会社を引き継ぐが、うまくいかない。そこで、若い頃からカズキに憧れていたSAI GROUP HOLDINGS会長 惠美須氏に相談、 知恵を絞り再建を手伝う彼の男気。コロナ禍でさらに厳しい状況が続く。昼間は、社員と一緒に工場で働き、夜は作詞、 作曲の日々。 この不平等な社会の歪みをユーモアを交えて歌い続ける。そんなカズキに影響を受けた著名人も多く、 彼らのインタビューからもカズキの魅力に迫る。パンクって何だろう? パンクに愛された男のドキュメンタリー 。