本作は、「化学物質過敏症」をテーマにした、
事実を基にしたフィクションドラマです。
はじめまして、監督の麻王と申します。
普段は広告を中心とした映像ディレクターとして活動していますが、
この度、初めて自主長編映画を脚本、監督しています。
タイトルは、
[窓] MADO
この映画は、私の実家で実際に起きた裁判、
「横浜・副流煙裁判」をもとに脚本を起こし、
「"化学物質過敏症" が引き起こす問題」をテーマに制作をしています。
2017年。
団地に長年住んでいる、私の父親・B家のB夫が、
A家からタバコの煙害で化学物質過敏症になったとして、
賠償金額4500万円で提訴されました。
これが、日本におけるタバコ裁判で初の最高額の裁判になり、
現在、メディアも取り上げるような大きな問題になるまで、5年間。
私は実家から独り立ちしているため、裁判の当事者では無いながらも、
事の経緯を程近い距離で見てきており、
また化学物質過敏症についても独自に調べつつ、