■ はじめに・ご挨拶
映画「GINAGINA ぎなぎな」の応援ページにいらしていただき有難うございます。脚本・監督を務め、木村誠の役を演じました、高川裕也と申します。
この作品はコロナ禍に2度目の自粛要請で悶々としていた頃、「こういう機会に映画を作ってみたらどうですか?」と二人の映画仲間から異口同音に持ち掛けられたことからスタートしました。何十本も出演してきた映画ですが、もちろん創るのは初めてです。「こんなご時世にとんでもない、無謀すぎる」というのが正直な思い。しかしその時頭をよぎったのは、現在の仕事の停滞は一体コロナのせいだけなんだろうか…もしかして、それを持ち堪えられない日本の経済システム?…いや、これこそ我が身から出た錆・自分自身の限界がこれではないかということでした。彼らの言葉は、焦燥に駆られていた自分が新たな一歩を踏み出す契機を与えてくれたのですね。
「途中で止まってもいい」「行けるところまで行く」「自分の限界を知るだけでもいい」