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美容師人生40年のラストラン!アトリエサロンでのリスタート!
美容師人生40年のラストラン!アトリエサロンでのリスタート!
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8pt

支援額

目標金額

934,000円

450,000円

207%

支援者数

残り

15人

終了

Kasamoto_Yoshiyuki CAMPFIRE
40年に渡る美容師人生の集大成を胸に、この秋アトリエサロンでのリスタートをしました! 今までいろいろな場所でさまざまな働き方をしてきました。 40年やってきて思うこと、それはすべての原点回帰という意味も含めて、ひとりひとりとしっかり向き合う「マンツーマン」な働き方、これに尽きると思っています。

【ご挨拶】はじめまして、笠本善之と申します出身は山口県宇部市1965年7月14日生まれの現在57歳巳年、蟹座、O型です17歳で美容の世界に入り、今に至ります美容歴は40年、美容界の世界遺産だとか生き字引だとか言われています 笑まずは動画をご覧いただきたいと思いますなぜ今アトリエサロンなのか?アトリエサロンを立ち上げるに至った心模様を余すことなく語ります20分と長い動画ですが、ぜひ最後までお付き合いいただけますと幸いです

【このプロジェクトで実現したいこと】とにかくお客さまに喜んでいただきたい!とにかくお客さまに笑顔になっていただきたい!僕自身が自分に嘘をつかない正直な仕事をしたい!

そんな想いから「完全マンツーマンのアトリエサロンをやりたい!」強くそう思うようになりました

【プロジェクトを立ち上げたきっかけと経緯】17歳で美容の世界に入り、いくつかのサロンを経て25歳で小さな美容室を独立開業おかげさまで経営は順調順風満帆な日々を過ごしていましたが止む無い事情により約5年間でサロンに幕を下ろしましたその後、単身福岡に渡り、同郷人だった妻と結婚しました僕は美容師、妻は看護師ふたりとも多忙な毎日を過ごしつつも毎日の小さな幸せを見つける楽しみを日々味わい暮らしていましたそれから数年後、東京で仕事をすることになりふたりで上京僕は39歳、妻は38歳の時でしたやはりどこにいても多忙な二人そんな中でもいつも穏やかな妻に支えられ僕自身は本当に仕事に没頭することができましたそれから10年後最愛の妻を癌が襲う約2年半の闘病を経て、妻は旅立っていきました※そのときFacebookに書いた手記を貼りますので少し長いですが読んでいただけましたら幸いです2016年9月4日最愛の妻が、この世での修行を終えて新たな旅に出ました享年49歳2014年春に大腸ガンが見つかりすでにステージ4という状態…神の手による開腹手術は成功しかし腹膜播種を起こしてリンパ節にも多数の転移が見つかるその後の抗がん剤による化学療法は奏功し、1年後の2015年夏までは再発や転移もなくまるでステージ4のガンを経験したことなど「なかったこと」のように感じていたいっぱい美味しいものを食べたり、いろんなところに出かけたり愛猫と3人で笑いの絶えない毎日を過ごしていたステージ4の5年生存率がたった15%だなんてことも忘れて…一年後の2015年8月そんな平和で穏やかな日々が永遠に続くと思っていた矢先定期検診で、とある腫瘍マーカーの数値が急上昇画像検査の結果、肺への転移が見つかる「癌性リンパ管症」完治は不可能、余命は長くても半年以内という所見だったが屈指の精鋭達によって最高の医療チームが作られ抗がん剤と分子標的薬による化学療法が開始された「完治はしません、この治療は延命です」当初から主治医には全てを包み隠さず話してほしいと伝えてあり情報は妻と僕と医療チームで共有し、時には心折れそうになることもあったが妻の持ち前のバイタリティと医療チームの真摯な姿勢に僕自身も奮い立たされとにかく一緒に頑張った短期入院を繰り返しながら化学療法を行なってきたが毎回アレルギーと副作用という壁が立ちはだかるそれでも2015年末から2016年の春先までは化学療法が奏功し一時は画像で見ても腫瘍がはっきりと少なくなり「お!このまま行けるんじゃね?」そう思えるくらいになっていたもちろん、心のどこかで「いつか来るその日」を覚悟しながら…しかし、転移したがん細胞は変化進化を続けながら一時の安堵を覆すように進行していたそれはまるで我々を嘲笑うかのように…「化学療法は止めましょう、もう体力的に限界です」「このまま治療を続けると命の保証はできません」「…クリスマスは厳しいと思います」2016年7月7日、七夕の日に医療チームから突きつけられた事実さすがに狼狽えたしかし、すでに僕の心は決まっていた「しばらく仕事は休んで、最後まできちんと見送ろう」在宅対応の医師や訪問看護チームを手配、在宅酸素吸入器なども準備しながら…でも今までと何も変わらない元気そうな妻をそばで眺めていてもあと数ヶ月でいなくなってしまうなんてにわかには信じられずに毎日を過ごしていたいつも一緒に居た寝るのも一緒お風呂も一緒シャンプー&トリートメントして体を洗ってあげたり風呂上がりにはきちんとブローしていろんなことを話したり些細なことで笑ったり特別なことじゃなく普通に毎日を楽しく過ごそうお互いがたくさんの思い出を刻めるようとにかく一分一秒でも一緒に居たいと思った僕がそうしたかっただってあと少しで居なくなるんだよ?8月1日深夜、絶え難い痛みに襲われ、口から痛み止めを飲むこともできず…病院への移動中に酸素吸入の可能性もあったので、止むを得ず救急車を依頼したそして、そのまま入院もう治療ではなく、痛みのコントロールがメインだった「痛くない・辛くない・苦しくない」とにかくそれだけは医療チームに最大限の努力をしていただいた緩和ケアチームにも協力いただき、辛くない日々を過ごせたと思う初めのころは巨大迷路のような院内を車椅子で探検に出かけたり愛猫に会うために数時間だけ一時帰宅をしたりたくさんのお友達や親戚の方に来ていただいたり個室に寝泊まりしていた僕は、妻の手を毎晩にぎっていろんなお話をしたりもちろん、お風呂の介助やシャンプー&トリートメントしてブローしたりこの頃の日々はとても濃密で有意義な時間を過ごすことができた結婚して20年と9ヶ月、今までこんなに穏やかに過ごす時間はあっただろうか?旅立つ者とこの世に残る者…お互いがそれぞれを敬いお互いが相手の今後を考える時間8月も後半になり、妻の容態は安定しつつも一歩一歩ゆっくりと坂道を下っていく…来たるべき「その日」がすぐそこまで来ているのかもしかしたら、見当外れでこのまましばらく行けるのか「その日」が確実に近づいている気配を感じながらもせめて12月6日まで…妻の50歳の誕生日でもあり、僕たちの21回目の結婚記念日でもあり「また来年もスカイツリーのレストランでお祝いしようね」去年、20回目の結婚記念日にそんなことを話していたのを思い出していた見えない何かにすがりながら8月後半の日々は過ぎてゆく…そんなある日、以前から気になっていたことを質問してみた「あのさ…高級ブランドのバッグやアクセサリーとかミシュランに載っているようなお店とかそういったものには興味ないの?」妻は少しだけ考えたあと、ニコニコしながら答えた「うーん、興味はないわけじゃないし、キライなわけじゃないけど…そういうのはあなたの役でしょ? うん、やっぱりそういうのはあなたの仕事だと思うのよあなたがそういうものを身につけたりいろいろ知ったりしながらいつもキラキラ輝いてくれてるのをそばで眺めているのがすごくうれしいんだよねそれを眺めているのが大好きなんだよね勝手な自己満足かもしれないけどあなたを輝かせてるのはこの私よ!って自分で思ってるのがいちばんの幸せなんだ」「あのね…私はあなたを輝かせるためにあなたと一緒になったのよそのあなたを見つけたのはこの私なの今思うのは20年と9ヶ月ちゃんと輝かせられたかなぁって…だからこれからも今までどおりに、というか今まで以上にキラキラ輝いていて欲しいのよねそうあってくれるのなら私の人生に悔いなしよ ^ ^」そんなことを、とても嬉しそうに楽しそうに話す妻僕は溢れそうになる涙をこらえるのが精一杯だったいや、実際にはとめどなく溢れていた消灯後だったのが幸いだったそんなふうに個室で過ごす二人の夜は僕たちにとってとても貴重な時間だった2016年9月3日朝以前から二人で取り決めていたことをしなければならない時が来たどうしても息苦しくなったら鎮静をかけて眠ろうと決めていたのだがその合図をするのは僕の役目だった「今はゆっくり眠ろうねまた目が覚めたら美味しいものを食べに行こう何を食べに行くか考えといてじゃあ、ゆっくり休もうね」痛み止めとステロイドと鎮静剤で朦朧とする意識の中妻は、はっきり「うん」と頷いたこれが僕たち二人の最後の会話呼吸も安定し、ゆっくり眠っている妻の体を綺麗にしてもらい翌日9月4日午前にはシャンプーとトリートメントをしてもらい頭の先から足の先まで綺麗になった妻そして旅立つ準備ができたのか血圧 心拍 呼吸の順に下がっていき…というかきっと妻が自分自身で下げたんだと思う9月4日15時10分妻は 静かに 永遠の眠りについた混沌としたこの世に渦巻くさまざまなしがらみや煩悩から解き放たれ今まで見たことのないほどに美しく穏やかな表情で眠る妻を抱きしめありがとうおつかれさまがんばったね僕は何度も何度も繰り返したしばらく時間が過ぎてもまだ温かい妻そして、どんどん美しく柔らかな表情になっていく「さあ、家に帰ろうね」20年以上一番近くにいた最愛の妻が旅に出ました僕の一番の理解者であり僕のことを一番に応援してくれていた妻僕にとって一番大切な妻そんな妻が一歩一歩自分の死に向かっていくのを僕もそばで一緒に寄り添い、ともに歩めたことをすごく嬉しく思いますとても誇りに思いますもちろんものすごく悲しいしものすごく寂しいしものすごく辛いしとてつもない喪失感ですだけど、最後までそばで寄り添えて最後まできちんと見送れたことそれを妻も僕も望んでいたことそれがきちんと果たせたことで僕はこれからもキラキラ輝いて生きていける気がしますそして、これからもキラキラ輝いて生きていくことが妻への一番の弔いだと僕は思います長々とした文章、最後まで読んでいただきありがとうございます

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