横浜市技能文化会館(Yokohama Craftspeople Assembly Hall)は、昭和61年(1986年)4月1日、「技能職の振興」を目的のひとつとして設置されました。会館の事業として「匠の学校」「匠の小学校」「横浜マイスター塾」等を開催し、技能職の振興の一助となることを目指しています。
また、1階には「匠プラザ」という小さな博物館があり、開港以降の職人たちの技能と暮らしを知ることができる道具類が常設展示されています。
所在地 神奈川県横浜市中区万代町2丁目4番地7Webサイト gibun.jp指定管理者 株式会社明日葉
芝山象嵌は江戸時代後期に生まれた工芸です。幕末以後欧米人に高い人気を博したことから、開港地である横浜に関連の職人が多く移住し、独自の発展を遂げました。横浜では漆を塗った素地に芝山象嵌を施したことから「芝山漆器」と呼ばれます。明治から昭和後期まで生産されましたが、海外への輸出が中心だったため当時の製品で国内に現存するものは多くありません。