世界有数の透明度を誇る湖【摩周湖】｡毎年､本協議会にて水質調査を実施しており､提供したデータは国連機関もとより各国の研究機関に学術研究として役立てられています｡今後も貴重なデータを蓄積し､美しい環境を未来に繋げていくために皆様の熱い支援をお待ちしています!!
摩周湖って…?
摩周湖とは、北海道の東部､阿寒摩周国立公園内に位置する火山の噴火によってできた湖です｡湖内は車･舟はもちろんの事、人の出入りも厳しく規制されている特別保護区にあたります｡地形の性質上､流れ込む川も流れ出る川も無く､人による汚染の影響が極めて少ないという特殊性から､毎年水質調査が実施されています｡過去の調査では透明度41.6m(1931年)を記録し､当時の記録は未だ抜かれることなく現在も世界有数の透明度を誇ります｡1981年からは、国立研究開発法人 国立環境研究所により総合的な水質調査が実施され、1994年には､※GEMS/Waterの陸水監視システムのベースラインモニタリングステーションに日本の湖沼で唯一登録されています｡
また、夏には1年のうち100日以上も湖面を覆うといわれている雲海、冬には数年に1度湖面が全面結氷するなど四季にわたり様々な顔をみせてくれる表情豊かな湖です。
