はじめに
路上生活者が生活を立て直すための生業の一つである雑誌「ビッグイシュー」を応援する音楽イベントとして、りんりんふぇすがスタートして13年が経ちました。回を重ねるごとに、路上生活体験がある当事者の人々、支える活動に関わる人々、音楽を愛するファンの人々などが、同じ会場でひととき音楽を楽しみ、さりげなく輪になり「共にいきている」感覚を感じられるようなイベントとなって続いてきました。コロナ禍によって、たびたびの延期や助成金審査に翻弄されてきた実行委員会ですが、ようやく記念すべき10回目の開催をめざします。是非ご支援をお願いします。
ご挨拶
りんりんふぇす発起人:寺尾紗穂りんりんふぇすは、音楽家・文筆家の寺尾紗穂が学生時代、山谷の夏祭りで元日雇い労働者の坂本久治と出会ったこと、その数年後に彼が亡くなってしまったことに端をほっしています。このことを契機に、寺尾は元日雇いの人々や、路上やネットカフェで暮らす人々のことが気になり始め、ビッグイシューを買うようになりました。