❏ はじめに
はじめまして。江頭桜子です。わたしは昨年亡くなった愛猫のあおちゃんとお別れをしたあと、とてつもなく大きな悲しさと失意に耐えきれず、感情に蓋をして過ごしていました。気づいたときには喜びも感じられなくなってしまい、それはある意味で「死」と同じでした。その体験から、自分1人で抱えきれないものがあるとき、その悲しみを大切にするため、共にいてくれる歌をつくりました。
また、自分の中にある感情に蓋をして心が死んでいく体験を通して、改めて「心の声に耳を傾けることがどれだけ大事なのかということを思い出し、「自分の気持ちに気づき、大切にできる」絵本をつくっています。
(愛猫のあおちゃんと。)
❏ じぶんの本音にきづいていく、絵本「こころの風船」
絵本「こころの風船」は、私が10年以上学んできたNVC(非暴力コミュニケーション)の哲学、知恵をベースにつくっています。
男の子の心がチクっと痛むたびに、頭の上でぷくっとふくらむ風船。