はじめに ~ ご挨拶
CAMPFIRE並びにGoodMorningをご覧の皆さま、はじめまして。
わたしたちラポロアイヌネイションは、北海道東部、浦幌十勝川の流域に先祖代々暮らしているアイヌの団体です。
ラポロアイヌネイションホームページ
わたしたちの先祖は、十勝川流域でコタンと呼ばれる集団をつくり、集団としてサケなどの漁猟をしていましたが、明治になってから、わたしたちの自由な漁猟は禁止されてしまいました。この自由な漁猟を求めて、国際シンポジウムを開催することにしました。ラポロはこの地域のアイヌ語の地名、また、ネイションは「民族」「国家」を意味し、集団としての権利を訴えることにしたのです。
2007年、日本を含む世界中の国々が賛成して「先住民族の権利に関する国際連合宣言 (UNDRIP)」が採択されました。それを受けて日本の国会で成立したアイヌ施策推進法 (2019年)は、アイヌ民族を「日本列島北部周辺、とりわけ北海道の先住民族」と初めて明記しました。しかし、土地や自然資源に関わる先住権は、一切認められていません。