●はじめに
とよた衣(きぬ)の里プロジェクトの大林優子です。
このプロジェクトはただ、昔あった養蚕を復活させたいという事ではありません。
便利な世の中を求めて時代が進み、多くのものが機械化されていっています。
そんな「ハイテクノロジー」の時代が進む中で、比例するかの様に人々の心が失われていく危機感を持つようになったのは、私が心理カウンセラーとして働く中での事でした。
人の温かみを感じる手仕事、自然との営みである「ローテクノロジー」をあえて残していき、
バランスの取れた「ハイブリット社会」を目指し、人の心も豊かにしていくことで、結果的にそれが伝統産業、伝統文化を守る、という事にも繋げていけたらと願って活動をしています。
●お蚕さんという生き物が紡ぐ天然繊維である絹を通して、私たち人間が次世代に紡いでいけること
命の大切さ(着物1反で約3000頭のお蚕さんの命を頂いています)
一つのものを大切にするという気持ち