皆様、はじめまして。愛媛県の桐下駄職人の宮部と申します。
この度は、このクラウドファンディングページをご覧くださり、ありがとうございます。
私は一般的な下駄と違い、独特のカーブ「宮部カーブ」を施した桐下駄を作っています。実は、桐下駄職人は職人の高齢化、後継ぎ不足で閉業する同業他社さんが後を絶たず、私は数少ない桐下駄職人の1人として働いています。
今回ご支援をいただいた資金で、「宮部カーブ」を作るための作業場の再建費用の一部に充てる予定です。皆様のご支援を力に、再び前に向かって歩き出したいと思っています。
桐下駄は、平成14年(2002年)に愛媛県指定伝統的特産品に登録され、愛媛県が運営する愛媛の逸品を見つけるポータルサイト「愛媛百貨選」にも掲載されています。
※愛媛県HP「えひめの伝統的特産品について」参照※愛媛の逸品を見つけるポータルサイト「愛媛百貨選」(「みやべもくり」として掲載)
旧五十崎町(いかざきまち・現在の愛媛県内子町)の下駄製造は、明治末頃から昭和初期にかけて発展し、昭和40年代までは6軒の事業所がありました。このまちで作られる桐下駄は、そりと呼ばれる下駄の湾曲が前後だけでなく左右にも入っており、足に対する履き心地が良い点が特徴です。最高級の桐下駄から安価なものまで様々な下駄が生産されています。