実施理由/背景
人工芝生化により、強豪校に打ち勝ち、地域に開かれた魅力ある学校を目指します!
山梨県立日川高等学校は1901年に創立され、120年を超える歴史を重ねてきた山梨県でも有数の伝統校です。「文武両道」を教育方針に持ち、ラグビー部をはじめ部活動が盛んに行われています。特に、花園全国大会通算51回出場のラグビー部は過去8回のベスト4進出の実績があります。しかし、ここ最近、日常的に人工芝グラウンドで練習する私立学校等に苦戦し、以前のように花園で上位の成績を残せない状況にあります。また、サッカー部でも、公式戦は人工芝会場で行われることが多く、普段練習する土のグラウンドとの感覚の違いから、大舞台で普段の実力を発揮できず、悔しい思いをしたこともあります。そこで、普段から生徒が大会に近い環境で練習でき、大会で遺憾なく実力を発揮し、私学をはじめ強豪校に打ち勝つため、土のグラウンドを人工芝生化することを計画しました。グラウンドの人工芝生化は、練習の質の向上による部活動の強化にとどまらず、運動機会の少ない生徒もグラウンドで積極的に運動する機会を増やすなど、教育環境の充実により学校全体の魅力を高めることができ、生徒が集まり学校が元気になります。さらに、全国でも珍しい公立高校の人工芝のグラウンドを少年サッカーチームなど地域のスポーツ団体に開放することにより、地域の人々が集い、日川高校を拠点とした地域全体の活性化が期待できます。