はじめに・ご挨拶
はじめまして。わたくしは留田敏和と申します。今年で60歳。これまでは国土交通省の航空局で国家公務員として暮らしてきました。航空局は全国の空港を所管しているところで、わたしも南は沖縄から、北は北海道まで、全国の空港などで働いてきました。
種子島で衛星(ひまわり7号)をロケット(H2A 9号機)に載せる作業監督時
国家公務員というと、お役人で事務的な仕事をしていたと思われるでしょうが、わたしは技官として、これまで国土交通省では、空港での勤務の他に、気象衛星ひまわり6号、7号の製造設計の支援や、種子島での打ち上げの監督、そして初期運用の立ち上げプロジェクトのリーダーなど、主に電気系の技術者、監督官として働いてきました。また技術者として第一線を引いてからは、航空保安大学校の教官として、多くの若者を育てる仕事をしてきました。そのおかげで国連から航空関係の研修訓練コース開発者として認定されたこともありました。