【挑戦・目的】世界最高峰U23自転車ロードレース大会『ツール・ド・ラヴニール(フランス開催)』に、男女U23日本選抜チームを出場させる。
2023年現在、日本自転車ロードレース界の世界的地位は”中の下”クラスです。世界最高峰のプロ自転車レース『ツール・ド・フランス』に出場出来る資格を持つ、プロ自転車チーム最高カテゴリー「UCIワールド(全18チーム、選手数は全世界で約500名)」チームに所属する日本選手も、2023年現在は1名のみ(バーレーン・ビクトリアスチーム所属の新城幸也)。今の日本自転車ロードレース界の実力を世界サッカー界に例えるならば、ワールドカップ出場権を獲得する事も程遠い状態と云えます。
この状況を打開するには、自転車ロードレース選手が最も成長を遂げるU23世代(23歳未満)選手が本場欧州のレースに出場し、世界のトップクラス選手たちと継続的に切磋琢磨する事が不可欠です。
しかし海外遠征をするには選手自身による遠征費捻出が必須なため、日本のトップU23選手達は本場欧州のレースに出る機会が限られています。特にコロナ禍や国際情勢の影響による航空券価格や欧州物価高騰(日本に比べて約1.5倍程度の物価割高感)は、遠征費用の工面に当たって大きな壁となっています。