昭和初期の旅館建築の多くが姿を消しています。木造建築を維持するのは大変な費用がかかる為です。このプロジェクトは貴重な建築を知っていただき、幅広いご支援・応援をいただきたく企画したものです。ご支援いただいた方のお名前を千社札にして金具屋に1年間貼付させていただきます。
信州渋温泉の歴史の宿金具屋九代目、西山和樹です。
ご宿泊の方に当館建物のご案内をし当時の建築のすばらしさを毎日お伝えしております。
プロジェクトをご覧いただきありがとうございます。以下、プロジェクトの詳細について説明いたします。
なお当プロジェクトは4回目となります。第1期~第3期にてご支援いただきました皆様、本当にありがとうございました。ご縁ありましたら引き続きどうぞよろしくお願い致します。
【プロジェクトの目的】
金具屋には昭和11年に建設された木造4階建ての客室棟「斉月楼」と建築面積200畳の木造「大広間」があり、文化庁の登録有形文化財に認定されています。現代では数少ない昭和の『擬洋風建築』とされ、さまざまな作品の資料や舞台としても使われてきました。
大正から昭和初期にかけて、日本ではこのような木造旅館が多数建てられました。中には宮大工が手掛けた貴重なものもありましたが、維持に大変な費用がかかる為多くが姿を消していきました。近年の災害や感染症など外的な要因で簡単に存亡が左右されるのも旅館業の宿命であります。