- 高輪ゲートウェイ駅周辺、地面の下に眠っていたのは、明治5年鉄道開通を支えた高輪築堤。
- 長い眠りから覚めた遺跡の一部分が、えんぴつに生まれ変わる。
- 経年変化した木の表情、その手ざわりこそが、はるか遠い記憶を語り継ぐ。
記憶のえんぴつとは
コクヨデザインアワード2020 グランプリ受賞作品
2002年に創設され、国内外の若手デザイナーの登竜門として知られる「コクヨデザインアワード2020」にて、応募総数1,377点からグランプリに選ばれた、古材の記憶をえんぴつにして後世へ伝えるアイデア「記憶のえんぴつ(受賞時:いつか、どこかで)」。
これまで、解体された古民家や建て替えになった旧駅舎の木材で製品化にチャレンジしてきましたが、今回はこれらに続く第3弾になります。
<審査員コメント>(受賞時)
田根 剛 様(Atelier Tsuyoshi Tane Architects代表 / 建築家)
デジタルの時代だからこそ、モノの量よりも質が未来を作る時代。建材として使われてきた重みが「質」となり、既存の産業の仕組みである「量産」を超えるかもしれないところに感銘を受けた。
柳原 照弘 様(TERUHIRO YANAGIHARA STUDIO / デザイナー)