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美食と音楽の融合を味わえ!酒蔵 haccobaが新体験フェスを福島・浪江町で開催
美食と音楽の融合を味わえ!酒蔵 haccobaが新体験フェスを福島・浪江町で開催
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haccoba Makuake
  • 「食えや、歌えや、文化の発酵。」をテーマに、新体験フェスを酒蔵 haccobaが初開催
  • 野生味あふれる焚き火料理と音楽の融合を味わえる、 “原始的エンタメ” を追求します
  • 舞台は福島・浪江町。原発事故で一度人口がゼロになったまちだからこその、アバンギャルドな体験を

2024年4月20日、私たちは「食えや、歌えや、文化の発酵。」をテーマに、新ジャンルのイベント『YoiYoi in Namie』を福島・浪江町の「haccoba 浪江醸造所」前で行います!当イベントはアーティストのメインステージがあって、それを取り囲むようにフード・ドリンクの出店があって、というような、いわゆる一般的な音楽フェスとは異なります。アーティストだけではなく、シェフや参加者もすべてが主役となって、みんなで未知なる音と食を楽しむ「お祭り」をやりたいと考えています。当日イベントに来れない方もご安心ください!haccobaで絶大な人気を誇るイベント限定酒「jam」のSpecial Editionや、かわいいイベントグッズなど、お祭り気分を一緒に味わっていただけるリターンも用意しております。赤字覚悟の一世一代のイベントをぜひ一緒に盛り上げていただけると嬉しいです!⚫︎いったいどんな「お祭り」なのか?それをみなさまにお伝えすべく、私たちは今回、全国47都道府県を旅しながらローカルの魅力を発掘する株式会社Huuuuの編集者・徳谷柿次郎さんとhaccoba代表・佐藤太亮の対談企画を実施しました。柿次郎さんは、食・音楽・お酒、そしてローカルを愛し、手づくり感のあるウェブ発信であらゆるものを編集している今回のイベントのキーパーソンのひとりです。そのあり方はまさに、私たちの酒づくりにも似た唯一無二のクラフト感! 多様なカルチャーを混ぜ合わせ、自由な酒づくりを楽しんでいる私たちは、そんな大好きな柿次郎さんと一緒に新しいイベントをつくってみたいと考えました。実はこの対談企画、まだイベントの概要がぼんやりとしている段階で行なったもの。柿次郎さんに相談させていただく迷える佐藤の姿も含めて(笑)、まるでジャムセッションのような掛け合いのトークをお楽しみいただければと思っております。なおこの記事では、柿次郎さんとのお話のなかから生まれた特別企画もご案内いたします。ぜひ最後までお読みいただき、イベントにご参加ください!◆佐藤太亮(さとう・たいすけ)1992年埼玉生まれ。醸造家。福島県南相馬市小高区にて「haccoba 小高醸造所&KITCHEN」、同県浪江町にて「haccoba 浪江醸造所」を営む。かつて日本でつくられていた自家醸造酒「どぶろく」のレシピや文化を現代的に表現したお酒を展開。2024年、無人駅となったJR小高駅舎内に3拠点目「haccoba 小高駅舎醸造所&PUBLIC MARKET」をオープン。ベルギーでの醸造所設立も計画中。バイブルとしている本は『諸国ドブロク宝典』など。◆徳谷柿次郎(とくたに・かきじろう)1982年大阪生まれ、長野県在住。株式会社Huuuu代表取締役。全国47都道府県を行脚しながら、あらゆるものを編集する。主な仕事に『ジモコロ』『Yahoo! JAPAN SDG’s』『SuuHaa』『OYAKI FARM』『DEATH.』など。40歳の節目で『風旅出版』を立ち上げ、自著『おまえの俺をおしえてくれ』を刊行。長野市で『シンカイ(休止中)』『MADO / 窓』『スナック夜風』を営んでいる。⚫︎未知なる音、酒…焚き火料理でバーン!!!柿次郎:「まず聞きたいことがいろいろあるんですが…… まずはhaccobaのことを知らない方々に向けて、佐藤さんたちのことを説明してもらってもいいですか?」佐藤:「はい! 僕らは今、福島県の南相馬市小高区と浪江町っていうふたつのまちで酒蔵をやってます。2021年からお酒をつくりはじめて、もうすぐ3年ですね。『酒づくりをもっと自由に』というのがテーマにあって、クラフトビールのような原点回帰の文脈で日本酒の新ジャンル『クラフトサケ』をつくってます。具体的に言うと、つくり方の基本は米と麹を使ったいわゆる日本酒なんですけど、そこにたとえばビールで使うホップを入れてみたり、ジンの蒸留粕などの未利用資源を一緒に発酵させてみたり、そういうちょっと珍しい酒づくりをしています」柿次郎:「僕も過去何本も飲ませてもらって大好きなんですが、だいぶ尖った酒蔵ですよね。全国で出会った人たちとコラボレーションをして、未利用資源をサーキュラーエコノミー観点で新しいお酒に変換する流れは時代を捉えていますし」佐藤:「僕らのお酒って単なる日本酒の新ジャンルと捉えられがちなんですけど、やってることは昔の農家さんが家でつくってたお酒『どぶろく』みたいなものです。僕はそういう商業的な酒づくり以前の自由な酒づくりの文化にロマンを感じて、それをどう現代的に表現できるかなってことをやってます。僕は埼玉の超普通の家に生まれて、特にそういうことをやってきたわけではまったくないんですけど、仕事として酒づくりをやってみたら本当に楽しくて。飲んでもらいたいっていうのはもちろんありますけど、それ以上につくる楽しさも共有したいっていう気持ちがありますね」柿次郎:「それでいうと、今回のイベントも佐藤さんのそういうクラフト的なポリシーが反映されたものになっていそうですよね。Makuakeでこういうチケット販売するのも異例じゃないですか!? 今のところ、何だかよくわかってませんが!」佐藤:「僕も何なんだろうって思ってるんで、一緒に考えてくれません?(笑)ひとまず今決まってることをお話すると、イベント名は『YoiYoi in Namie』とさせていただきました。お酒に酔う、音に酔う、そのあたりのことばを掛け合わせたネーミングです」柿次郎:「祭囃子のようなタイトル! それを浪江町でやるわけですね」佐藤:「はい。きっかけとしては、浪江町に僕たちの二つ目の拠点ができたこと。これを機に近隣の人はもちろんなんですけど、もう少し外の人にも遊びに来ていただいて、僕たちのことを知ってもらいたいなと」柿次郎:「どのくらいの参加人数を見込まれてるんですか?」佐藤:「120人くらいですね。音楽だけじゃなくて、食もお酒もすべてがメインになっているような、ギュッと濃縮された体験を提供したいというのがあるので、このくらいの人数がちょうどいいかなって」柿次郎:「意外とコンパクト! 出演者のラインナップも気になります」佐藤:「まず音楽の方ですけど、ASIAN KUNG-FU GENERATIONのGotchさんが企画から関わってくださっています。あとは浪江町出身のアーティスト・佐藤優介さん。Gotchさんも佐藤さんもD2021とうちの酒蔵がコラボしたときからお付き合いがあります。そこに今回初めてご一緒するんですけど、バンド・Analogfishさんが加わって計3組が出演予定ですね。皆さんそれぞれに、40分くらいのライブを披露していただくことになっています。どういうパフォーマンスが飛び出すのかまったくわからないので、そのあたりも楽しみにしてもらえたら」柿次郎:「ではそのパフォーマンスに絡まるようなかたちで、料理とお酒が入ってくるんですか?」佐藤:「そうですね。まだ秘密ですが、いろんな仕掛けを考えています。ちなみに食の方は、全国各地で焚火料理人としても活動しているシェフ・タクマオガワさん(Gallo, 神田おかめ)率いるすごい料理人チームが来てくださいます。タクマさんたちには、焚き火の強い火力でバーン!と野性味あふれる大皿料理をつくっていただきます。地元の食材も使っためっちゃおいしいやつになると思います。そこに僕たちのクラフトサケ等のドリンクが掛け合わされていくイメージですね」柿次郎:「なるほど!お酒を飲んで、音楽を楽しんで、参加者みんなで大皿料理を楽しむと。原始的な体験でいいですね。僕もいろんなイベントに参加してきましたけど、最近は場の空気も含めて、みんなで食う『うまさ』が尊いなって思ってたところです」佐藤:「豊かな食を表現したいよなって思ったときに、いわゆる豪華な食材を使ったフルサービスの料理とかでは、自分たちらしい表現が見つからなかったんです。単純にそういうおもてなしをhaccobaがやることに、必然性を見出せなかった。でも地元の素材をがんがんに生かしたものだったら、僕らがやる必然性があります。どこにも負けないし、どことも戦わない。決して張り合わない。そういうものをやりたいと思ったんです。現代的な生活では出くわさないような表現にも期待してもらえたら。きっとここだけの貴重な食の体験になると思います」⚫︎震災から13年。今おもしろい、福島・浪江町柿次郎:「浪江町といえば、原発事故で大きな被害を受けた地域です。震災から13年経って最近はあんまりその状況が伝わってこないんですが、復興は進んでるんですか?」佐藤:「まだまだこれからですね。実際避難指示が解除されてる面積って全体の2-3割くらいなんですよ。人口もまだ2,000人程度。震災前の10分の1です。でもその2,000人のエネルギー値がとにかく高くて!」柿次郎:「あえて選んで住んでるわけですもんね。惰性で住んでるとかじゃなくて」佐藤:「はい。今浪江町を選んで住んでる人たちって、この土地に特別な愛着があって戻ってきてる人か、この土地をおもしろがってきてる僕らみたいな移住者が中心なんです。そういう人しかいないまちって、ちょっと特異じゃないですか? あと人が少ないからか、野生動物もやけに元気な気がします。白鳥とか多いし」柿次郎:「結果的に、人間界よりも自然界の領域が広がってるんですね。土地面積に対しての人口規模でまちの価値を測るのは近代的な視点なので、2,000人の単位でいかにまちをおもしろくできるのか?は気になる動きですね」佐藤:「人口が少ないからこその自由度の高さもこのまちならではかもしれないです。避難指示が一部解除されて、復興はまだまだこれからというフェーズの浪江町なんですけど、そういう状況だからこそのフリーダムな表現を体感しにきてもらえたらうれしいです!」⚫︎飛び込んだ人間だけが、楽しめる世界柿次郎:「ここはみんな気になるところだと思うんですけど、チケットの料金は?」佐藤:「今のところ、18,000円で考えてます。でもそこは悩んでいるところもあって……柿次郎さんはどう思います?」柿次郎:「うーん。若くて感度のいい人たちは来てくれるだろうなって思いますし、絶妙な価格設定じゃないですかね。120人の規模だと一定数の大人たちで7割ぐらい埋まりそうです」佐藤:「僕らが悩んでいるのは仮に東京から浪江町に来ていただくとして、旅全体の予算を考えると宿代や交通費代で、それなりにお金を払わないといけなくなることなんです。それがお金のない若い世代からするとどうかなって。東京から軽い気持ちでいける距離だったら、もうちょっと金額上げてもいい体験かなと思うんですけど……。一応、今回のイベントの終演予定は18時にしているので、特急ひたちを使えば当日中に東京に帰ることができます」柿次郎:「日帰りの選択肢があるのは優しいですね。でも、普段なかなか行く機会のない浪江町まで足を運ぶなら、泊まりで各所巡ってほしいですよね。今考えたんですけど、アンダー30でグループ券つくったらどうですかね?運営側である程度属性の近い人をグループにして、みなさんで協力して来てくださいっていうかたちにしちゃうとか。初対面でもRPG的に旅を楽しむ。その分、値段が少し安くなる。アクセスのむずかしさも、未知の領域の行動も、みんなで知恵を出し合って解決しよう!っていうスタンスですね」佐藤:「アンダー30っていうのは、アレですか。おじさん過ぎる人が混ざり込まないようにとかそういう?」柿次郎:「言い方はあれなんですけど、所得の高い食通おじさんが18,000円のイベントの食体験に飛びつくことはあるじゃないですか。割合の問題ではあるんですが、120人中半分がそういった属性の人よりも、わけのわからない世界に飛び込める若い人がどれだけいるかっていうことが未来だと思ってるんです。だから、あえてのグループ券。どうですか?」佐藤:「ああーその感じ、いいですね!」柿次郎:「運営側がメッセンジャーやLINEで相談に乗ってあげてもいいと思います。これでぱっと今回のプロジェクトを見て反応できる人が良い意味で絞られる。ローカル文脈や場の空気を無視して、SNS映えする写真を撮りまくる人といかに距離をとるか? 今後大事な視点だと思うんですよね。まあ、ちょっと人を選ぶようなやり方ですけど、こういう遊びの部分があればあるほど、場をおもしろくする変数は高くなると思ってるんで!」佐藤:「めっちゃいいですね」柿次郎:「郡上の徹夜踊りみたいに、飛び込んだ人間がとことん楽しめる濃密な世界観を『YoiYoi in Namie』がどこまでつくれるかが重要ですね。そもそも誰でも平等に楽しめるイベントなんて世の中にたくさんあるので、絶妙なイベント設計の匂いを嗅ぎ取って『これは絶対におもしろいはず!』とギャンブル的に賭けてくれる人の数が多ければ多いほど最高の場になるんですよね。イベントの鍵は参加者のテンション!まぁ、これを採用するかどうかは佐藤さん次第ですけ……」佐藤:「採用で!!!」柿次郎:(これで来てくれる人、ぜったいヤバい奴じゃない……?)⚫︎自分だけの場所に「いる」ことの価値柿次郎:「実現したら相当尖ったイベントになりますね。食や場の捉え方しかり、運営側のフェス疲れも聞かれるなかで、あらゆるカウンター要素が内包されている気がします。楽しそうですね」佐藤:「ありがとうございます! 柿次郎さんのおかげでどんどん楽しいものになってます!僕は企画を練りながら、世の中の "どっかで見たことある感" からどうやって抜け出すかっていうのをずっと考えてました。でも僕にはそれを突破できるほどのクリエイティビティはないなって気付いて。だったら今ある素材や人との関係性を存分に生かさせてもらって、そもそも誰も同じ土俵にいない、というか入れないようなところで、自分たちだけの表現をしたいなって思ったんです」柿次郎:「確かに今回、音楽も食もすべてのラインナップに、haccobaのローカル的な関係性が生かされてますよね。原発事故のあった浪江町でやるイベントっていうのもかなり特別だし。haccobaじゃないとできないイベントになっていると思います」佐藤:「独自性は大事ですけど、誰かと比較したら疲れるだけじゃないですか。SNS見て、あそこよりもこうしないととか考えたり……僕、そういうの寝れなくなっちゃうタイプなんですよ!そういう競争の世界に身を置くんじゃなくて、誰もいない場所、自分だけがたどり着いた場所で僕たちは表現していきたいです。僕は、戦いたくないんです!」柿次郎:「大事なメッセージだと思いますよ。戦いの螺旋を生まないために、結果的に訪れる人同士の価値観が近いことが必要ですね」佐藤:「僕らが今やってる酒蔵という営みって、いかに人の感情を揺さぶるか、人の心を震えさせることができるかっていうことだと思ってます。だから無用な競争のなかで自分たちの表現したいことがないがしろになっていくようなことは絶対にしたくないんです。文化をつくっていくといったらおこがましいかもしれないけれど、僕は1000年くらい先を見据えて、その一代目としての振る舞いを考えていきたいです。そこに戦いはいらないと思っています」柿次郎:「おお〜、haccoba佐藤さんの宣言だ!」佐藤:「むしろ、戦わずして勝つ! 誰もいないところなら、それができると思うんです。音楽も食も、この浪江という土地でやることも、すべてが僕たちにしか表現できないものになっていると思います。僕たちの新しい遊びを、ぜひいろんな人と分かち合って楽しみたいですね」⚫︎Gotch(ASIAN KUNG-FU GENERATION)さんからのコメント適当に人気アーティストを集めただけでは、どうしても参加したいと思えるフェスティバルにはならないですよね。僕たちはフェスティバルに、その日その場所でしか体験できない何かを求めている。浪江の「YoiYoi in Namie」はどんなお祭りに育っていくのでしょうか。そのはじまりに立ち会えるなんてどれほど素敵なことだろう!と、楽しみな気持ちではち切れそうになっています。後藤正文⚫︎その他参加アーティスト、シェフの方々佐藤優介さん(音楽)Analogfishさん(音楽)タクマオガワさん(料理)髙崎丈さん(熱燗)⚫︎「YoiYoi in Namie」概要・日時:2024年4月20日(土) 14:30-18:00(13:30-開場)・場所:haccoba 浪江醸造所前(福島県双葉郡浪江町藤橋原61-35)・参加アーティスト:Gotch, 佐藤優介, Analogfish ※順不同・参加シェフ:タクマオガワ(Gallo, 神田おかめ)・参加熱燗師:髙崎丈(髙崎のおかん)※お食事とドリンクもチケット代金に含まれています。⚫︎会場までのアクセス▼お車でお越しの場合・常磐自動車道 浪江ICから約10分※駐車場は、応援購入後にご案内いたします。▼電車でお越しの場合・特急ひたちにて、東京駅から約3時間半・JR常磐線 浪江駅から徒歩約25分※浪江駅からは「なみえスマートモビリティ」の利用がおすすめ

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