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すももの美味しさを閉じ込めた!香川の桃農園が作るフランス菓子 “ギモーヴ”
すももの美味しさを閉じ込めた!香川の桃農園が作るフランス菓子 “ギモーヴ”
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162,657円

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飯田農園 Makuake
  • 市場に流通する事の無い、希少な完熟うれうれ果実を詰め込んだ贅沢なお菓子
  • 一般的なお菓子屋さんでは手に入らない高品質な材料果実を追及
  • すもも農家が作る完熟すももの美味しさが溢れ出るスモモのぷるんぷるんなギモーヴ

飯田桃園のご紹介 みなさま、初めまして。私は、四国の瀬戸内海南岸で桃とすももを生産している桃農園の園主の飯田です。 当園では桃栽培の他に、桃の時期限定の直売所の営業、果実加工品の製造、イベントへの出店など様々な活動を行っています。 また、農園内で育てあげた風味の良いすももを園内の施設でピューレに加工し全国に出荷しています。 私たち飯田桃園が、桃を育てているこの土地は、瀬戸内海に面した、温暖で日照時間が長い気候、日当たりの良い南東向きで、水はけが良く、桃の栽培には最適な土地となっています。 太陽の光を果樹がたくさん浴びられるように樹形を工夫したり、樹へのストレスを減らす水分管理、最適な土作りなどを目指して管理を行っています。 自然に落下するギリギリまでじっくりと木の上で育てあげ、熟れ具合を目で一つずつ確かめながら、両手でやさしく収穫しています。 このように太陽の光をたくさん浴びて、丁寧に育てた桃は甘味も香りもぎゅっと詰まった桃になります。とろける食感、溢れ出す果汁、ひとくち食べると心も体も幸せでいっぱいになる、そんな桃を私たちは目指しています。               すももの収穫当園の課題 私が中学生の時、収穫最盛期に台風の直撃を受け、経営に大きな被害が出るという事を目の当りにしました。その時の衝撃はとても忘れられません。木の上にたわわに実った桃やスモモが強風に煽られた木から目の前でボトボトと鈍い音を立てながら問答無用に落ちて行くんです。また別の場所ではたわわに実を実らせた桃の太い木が根本近くからバリバリと折られて行く光景。 1年に1度しか収穫出来ない、大事に育てて来た果実が一瞬にして台風に潰されて行く光景。その場では直ぐに食べられたとても、痛みが直ぐに広がり日持ちのしない桃は、売り物になりません。 また、台風で折れてしまった木の傷からは病気が入ると更に何年もダメージが続いたり、木が元の状態に回復するまで何年もかかってしまいます。 そんな衝撃的な被害を目の当りにしていたので、いい桃をたくさん作ろうとすれば、リスクが出る事を幼いながら感じさせられました。 また、繁忙期が収穫、出荷をする夏場に突出している事や、収穫時期の夏場に売上が偏ってしまい、それ以外の時期との売上差が大きい事、先の台風以外にも気象災害などでメインの夏場に大打撃を受けるリスクがある事、そのまま桃(すもも)の栽培面積を2倍、3倍と増やしてしまうとリスクがさらに大きくなるという事を実感しています。 これら要因が、「もっとたくさん美味しい桃を作って、喜んでくれるお客さんをどんどん増やして行く。それを繰り返して日本一の桃屋になる。」と言う私の目指す夢を阻んでいます。 そこで夢を実現する為に加工品の製造を通じて、美味しいすもも・桃をお客様にお届けする事に長年真剣に取り組んで来ました。 長期保存が出来る果実に出来れば、限られた収穫量の中で、さまざまなリスクを改善して、安定した果実生産が続けられる態勢が整うと感じているからです。 私たちは飯田桃園だからこそできる加工品を追求し、桃園でもぎ取った旬の完熟果実を詰め込むスイーツの開発を続けています。 今回はまだ日本ではあまり馴染みのないギモーヴというスイーツを開発しましたのでmakuakeにて初出店いたします。プロジェクトについて果実の味を存分に味わえるお菓子、ギモーヴをご存じですか? ギモーヴは、200年前にヨーロッパで生まれ、フランスで発展してきた古くからある伝統的なスイーツです。モチモチの食感と素材の豊かな風味を味わえるのが特徴で、キャラメルやチョコレートなどと同様に、伝統的なお菓子として親しまれています。 フランスには宮廷料理や貴族文化がフランス料理として残っており、各地にはたくさんの菓子工房があり、それぞれの地域ごとに菓子職人が作る工芸的な名物菓子がたくさん親しまれています。 そんなフランスで発展して来たギモーブの製法には、 科学的な香料も着色料も無い時代から素材(果実)の美味しさを引き出そうと試行錯誤されて来た形跡が見られます。 美味しいギモーヴを作っている方の言葉に「使う果実の品質でギモーヴの全てが決まる」と言われる方もいるほど、果実の品質に重要度が置かれる文化で、発展して来たお菓子だと感じています。なぜ桃農園がギモーヴを作るのか?ギモーヴとの出会い 私達は県産品の振興をテーマに開催されている「さぬきマルシェ」に長年出店してきました。そこで交流が深まった地元パティシエの住田さんが、ある時私達のすももを使って物凄く美味しいお菓子を作ってくれました。 そのお菓子はものすごく果実感が残っていて、モチモチでジュワ―っと果実の美味しさが口に広がる。まるで旬の時期の生の美味しいすももを食べているかの様な満足感。いやそれ以上かもしれない美味しさでした。 それがパティシエの住田さんが作ってくれたすもものギモーヴでした。(パティスリースミダの住田さんとの写真) パティシエの住田さんが作ってくれた、完熟すももをしっかり感じる美味しさ。すもものギモーヴを始めて食べて感じたあの感覚。 あの時の感動を皆さんにも同じ様に味わって貰える様にすること。これが私が追及しているギモーヴづくりのテーマです。 この度、初挑戦をすることになったMakuakeでは、当園が取り組み始めたギモーヴにて、完熟すももの新しい味わい方を全国の皆様に体験して頂きたいと思っています。もっとたくさんの人に完熟すももの美味しさを届ける為に果実の美味しさをそのまま閉じ込めて、食べやすく日持ちのするギモーヴに荷造りし、お客様にお届けする。 私達果樹園が美味しいすももを青果のままで出荷しようとすると、旬は短く、日持ちがせず、包装資材が多く、輸送コストが高く、どうやっても高価になります。食べるベストなタイミングは一瞬。届けられる人に限界があるんです。 果樹園の中で完熟に達した美味しいスモモは尚更、輸送に耐える事が出来ないため、市場に流通させる事は出来ません。 そこで、私達の果樹園が完熟の美味しい果実の味をそのまま閉じ込めることができるこのギモーヴづくりに取り組むことにいたしました。 ギモーヴにする事で、輸送に耐えられる様になり、果実の様に包丁で皮を剥いたり種を取ったり、熟す適期を気にかける事無く、美味しいスモモがいつでも好きなタイミングで食べられる様に、完熟果実の美味しさをより遠く、より多くの人にお届け出来る様になりました。 ギモーヴになっても私達は果実を届けているんだという感覚です。 私たちが腕を鳴らして育てた完熟すももを閉じ込めて、まるで旬の果樹園の中ですももをそのまま味わっているかのような感覚をお届けする事を目指して取組んでいます。 この美味しさを、皆さんにぜひ楽しんでいただきたいと思っています。当園のギモーヴ作りの様子をご紹介 こちらは当園がギモーブに使用するスモモです。当園では加工した際に最も美味しい果実を加工用特級果実と位置づけ、腕を鳴らして育てています。●一般的に果樹園の中で完熟の食べごろに達する美味しいスモモは、輸送に耐える事が出来ないため、市場に流通させる事は出来ません。●私達の果樹園は完熟の美味しい果実を新鮮な内に農園内で加工する態勢を整える事で、我々の農園でしか出来ない品質の果実づくりに取り組める様になりました。 この果実の旬の時期に、最もベストなタイミングで収穫した新鮮なスモモをピューレ(すももシロップ)にし、いつでも使える様に保存しておきます。 当園のギモーヴには香料や着色料は使わないので、この時にピューレにする果実の品質でギモーヴの品質が決まります。ここまでが当園のギモーブづくりで最も重要と考えている工程です。ギモーヴづくりは、新しく出来たばかりのこの加工場で行っています。        2022年12月に完成した飯田桃園 菓子製造所 このギモーブは既存加工品の取引先の多くの方々にもご意見を頂きながら、開発を進めて来ました。 まず初めに砂糖、転化糖(みずあめ)、スモモピューレ、ももピューレ、レモン、ゼラチンなど、材料を計量します。そしてスモモのピューレ、桃ピューレ、砂糖を合わせて加熱すると同時にふやかしていたゼラチンも加熱して溶かして行きます。ギモーヴの制作風景を↓ご覧くださいギモーヴのぷるんぷるんな様子です。 これまでの試作の様子は飯田桃園の公式Instagramでも動画で発信しているので、興味のあるかたは是非ご覧ください!https://www.instagram.com/reel/C0yxf5XviC0/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA== こうして作る飯田桃園のギモーヴは、 紅茶やハーブティーはもちろん、夜の特別な時間にワインやカクテル、ブランデー、ウイスキーなどの洋酒とペアリングしていただいたり、お気に入りのコーヒーと合わせたり、少し意外ですが、日本茶との相性も抜群です。 その他にも、ヨーグルトやアイスクリームのトッピングとしてもおすすめです。 果実の美味しさだけを詰め込んだシンプルな味わいだからこそ叶う、自分だけの愉しみ方を見つけてください。 仕事や家事の休憩時間に、お友達とのお茶会への手土産などにもぴったりです!リターンについて このたび応援ご購入いただける方にはこちらのギモーヴを存分に味わえるリターンに加えて、これまで取り組んできたシロップや、桃やスモモの果実そのものを味わって頂けるリターン、普段は入れない桃畑で桃の焚火とギモーヴでお茶会をしながら、桃園やギモーブの製造現場を御覧頂く体験リターンをご用意しました。すももギモーヴ(瓶詰め1つ) 約15〜20個入っています。ギモーヴの大きさ 3㎝×3㎝×3㎝/個瓶の大きさ 縦9.5㎝×横9.5㎝×高14.5㎝こちらの瓶詰すももギモーブはマクアケで初のお披露目となります。この機会に是非お申込み下さい。<すももシロップ> ★ギモーブとの抱き合わせリターンです内容量250g/1瓶 ★ギモーヴやヨーグルトにかけるのもお勧めです。 完熟すももが醸し出すメルヘンな美味しさを閉じ込めました。このシロップは、果実の旬の時期(夏~秋)に完熟させて最高の状態に達したすももを収穫して、美味しさをそのままに瓶に詰め込んでいます さわやかな酸味、完熟果実が醸し出す深い味わい、完熟のベリーな風味が香り立ち、まるで収穫シーズン真っ只中の桃園の風景を思い出せるような味わいです。 香り立つ完熟のすももの風味が広がり、懐かしい思い出がよみがえってきます。寒い季節にはお湯で割って暖かいホットドリンクにすると、予想外のベリーな香りが広がります。完熟すももの深い味わいが口いっぱいに広がり、温かなひとときを楽しめます。 バケットに合わせたり、フラッペやソーダ割、ヨーグルトにかけてもお楽しみいただけます。完熟すもものシロップで、デザートやドリンクを一層特別にしてみてください。<特選すもも> 1.5kg ★ギモーブとの抱き合わせリターンです 太陽をたっぷり浴びて養分がギュギュっと詰まったスモモは、桃をもしのぐほどの濃厚な味と爽やかな酸味、香り立つメルヘンで芳醇な風味が特徴です。スモモが持っている豊富な食物繊維やカリウム、葉酸やポリフェノール、各種ミネラルや酸などの果実由来の成分は、美容や健康、妊活中、妊娠中、授乳中の女性にぴったりです。 ベストなタイミングを見極めて養分のギュッと詰まった大玉のスモモを収穫、選抜してお届けいたします。 すももは桃と比べて全国的にも生産量が少なく、希少な果実です。一般的なすもものサイズは量販店では50gくらいのサイズで販売されていますが、当園のスモモは100gサイズ以上のものを選別してお届けいたします。特選すもも(約1.5㎏)(11玉~15玉)  すももの熟し具合が最適な状態を見極めて収穫し、順次ご発送致します<選抜もも>1.5kg ★ギモーブとの抱き合わせリターンです 部屋中に甘い香りが広がって、頬張ればとろけるような食感にあふれ出す甘い果汁、飲み込めば心も身体も幸せに包まれるおいしい桃づくりを目指しています。 高糖度選抜桃はその日の荷造りで出た最高糖度の果実を選抜して荷造り致します。 通常13度を超えると美味しい桃とされますが、収穫の際の天候にも左右されますが20度を超える実が取れることも。今回のリターンには15度以上のものを選抜します。可能な限り高糖度の桃をお送り致します。 南瀬戸内讃岐の太陽をたっぷり浴びて育つジューシーで濃厚な大玉の桃を最もベストなタイミングを見極めて収穫してお届け致します。選抜もも(約1.5kg)(特大2玉~4玉) 桃の熟し具合が最もベストな状態を見極めて 収穫し順次御発送致します。品種:白鳳系、あかつき、清水白桃、まどか、川中島白桃、黄金桃、西王母等(品種指定はできません)<桃園で桃の焚火を楽しみながらギモーブを味わう体験>応援寄付参加 普段一般の方は立ち入り禁止の為、桃園内に入る事が出来ませんが(木の近くを歩きすぎると桃の木に悪影響がある為)、この体験に応援参加して頂く方は果樹園内に入園して頂き、桃畑の中で桃の焚火でギモーヴのお茶会をしながら、農園の普段見れない所や新しい工場でギモーブ製造している現場も見て頂き、桃園を深く体験して頂きたいと思っています。また、当園の歴史や桃やスモモの美味しい食べ方などをお話し出来ればと思います。日時:3月30日(土)、31日(日)   4月 6日(土)、 7日(日)   4月13日(土)、14日(日)のいずれか時間:いずれも13:30~16:00 雨天決行  (焚火用にコットンタープを設置し、雨天時でも快適に開催できる様にしています)集合場所:香川県さぬき市造田宮西1329-6飯田桃園直売所開催場所:園地にて・ギモーヴ食べ放題 ・焚火、お茶などタイミングが合えば、桃とスモモの両方の花が満開の中で開催出来る予定です。私はこのギモーヴで日本一を目指します! 私たちのギモーヴで目指しているのは、旬の完熟すももの豊かな果実感を存分に味わえるようにすることです。この取組は果実の生産者として、青果のすももを出荷する荷造り方法の延長線上にあるものと捉えています。 果実感あふれる完熟すもものギモーヴ。もちもちとしていて、口に入れるとジュワッと広がるすももの味わい。まるで旬の美味しいすももを味わっているかのような満足感。 すももの本来の美味しさを、ギモーヴに閉じ込めて、これをたくさんの方に届けてもっともっとすももの魅力を伝えたい、すももをもっともっと楽しんでもらいたいと思っています。 果実作りを行う果樹園がギモーヴづくりにも取組む事で、果実がギモーブになった時の新しい目線からの最高の果実づくりにアプローチして行く。 果実の生産者として日本一美味しいすもものギモーヴづくりに挑戦して行きたいと思っています。 日本一美味しいすももギモーヴをつくる。そして、桃(すもも)で幸せになる人の数をどんどん増やしていきたいと思っています。 私たちの情熱を注いだこのプロジェクトを、ぜひ応援してください。実行者に関して(実行者の飯田) 飯田桃園は私の曾祖父の代から続く桃園で、現在は20種類以上の桃やすももを丹精こめて育てています。 桃にとって最適な環境を作り、桃を完熟するギリギリまで枝に残し、自分の目で確かめながら一つ一つ収穫する。そのように手をかけて育てた桃を自信をもってお客様にお届けしています。 お客様が桃を食べたときに身も心も幸せになれるような、そんな桃を目指して日々栽培しています。 さらに多くの皆様に果実をお届けするために加工品づくりにも取り組むなど、日々試行錯誤しながら桃づくりに取り組んでいます。(パティスリースミダの住田さん) ギモーヴづくりでご協力いただいた住田俊二さんは香川県高松市東山崎町にて、香川県産素材を贅沢に使ったフランス菓子専門店、パティスリースミダを経営されているオーナーパティシエさんです。 住田さんはご自身が小麦を食べられない体になった事をきっかけに、ご自身と同じような小麦を避けている方にも楽しんでいただけるよう、マカロンをはじめ全商品がグルテンフリーのお菓子づくりに取り組まれています。 また選りすぐりの香川県産の食材を積極的に利用されています。 添加物や保存料を抑えながらも、健康に良い素材で美味しさをお届けする事をコンセプトに、お菓子作りに取り組まれています。当園の歴史や沿革、地域の歴史をご紹介いたします。ご興味のある方はご一読ください。<地域の歴史、飯田桃園の沿革> 皆さんは日本における桃の歴史をご存じですか?桃の原産は中国黄河上流域と言われていて、日本においては弥生時代の遺跡から桃の種が見つかっています。古事記や日本書紀にも記述が残っているなど、日本人にとっても縁の深い果物です。平安時代の頃、桃は薬用や観賞用として栽培されていて、果実は水果とも呼ばれていました。 経済作物として本格的な栽培が広がったのは明治時代以降の事で、政府が海外からの優良な苗木を全国に配布し栽培を奨励し、各地で品種改良が進んだ事で、全国各地に大小様々な産地が形成されて行きました。 飯田桃園が位置する造田地区は温暖で降水量が少なく日照時間に恵まれた瀬戸内の気候に恵まれ、江戸時代頃には既に畑のあぜなどに観音寺桃という桃の木が植えられ、果実が販売されていたという記録が残っており、特に明治18年頃から本格的な桃栽培が始まりました。(引用:造田 八幡宮記録「造田村史」)造田長行地区に残る龍神伝説「当願と暮当(とうがんとぼとう)」 私達の住む讃岐の地域は昔から降水量が少なく旱魃(かんばつ)に見舞われる事が多かった為、面積あたりの溜池の数が日本一多い地域となっています。また水が不足する土地では麦が多く栽培されて来た事から「うどん」の文化が発展した経緯があります。 当園のある長行(ながいく)地区でも旱魃(かんばつ)時には龍神に雨乞いを行う風習が今に伝わっていて、その龍神様の伝説「当願と暮当(とうがんとぼとう)」は日本昔話や能の演目にもなっています。 この造田の地で代々農業を営んで来た飯田家には「ひうら」という家号が伝わっています。これは日当たりの良い表山という意味で、とても果樹栽培に適した土地であった事から、当園でも曾祖父の代より桃栽培に取り組み始めました。 桃園としては私で4代目になりました。鎌倉時代頃からの遺跡の残る変わった桃農園 飯田桃園内にはたくさんの墓石が残されていて、少し変わった桃農園の光景になっています。 このお墓は、鎌倉時代頃からのご先祖様と思われるお墓です。 この地にいつから住み始めたのか定かではありませんが、室町幕府8代将軍足利義政の応仁の乱ごろに編纂された「見聞諸家紋(けんもんしょかもん)」には一族の家紋とともに讃岐飯田氏の家紋が掲載されています。 こちらには「讃岐藤家左留霊公之孫」と記されています。讃岐には讃留霊王(さるれおう)の悪魚退治伝説が残されています。 平安時代にはご先祖様は綾の大領を務めていたそうです。その他各時代ごとの資料から、一族やご先祖様の足跡を垣間見る事が出来ます。その頃より以来、ご先祖様は代々この地で農園を営んで来ました。今、当園が果実づくりに最適なこの土地で桃づくりが行え、たくさんの方に喜んでいただいているのも、ご先祖様のおかげだと感じています。小学生の時に書いた将来の夢 日本一の桃屋になる。こちらは小学生の時に書いた将来の夢です。 私が小学校3年生の時、忙し過ぎて管理が行き届かないからと家族に大反対されながらも、父が県道沿いの桃畑に運動会のテントを立てて桃の直売をスタートさせました。私も友達と一緒に遊びながらも桃の店番を手伝う中で、「ここの桃は美味しいわー」と満面の笑顔でたくさんの桃を毎年買って行ってくれるたくさんのお客さんに接し、「桃づくりってすごくええ事なんや、美味しい桃をもっともっとたくさん作れる様になって、どんどん喜んでくれるお客さんを増やして行ったらえんや!」と思う様になりました。 将来の夢?。そうだ、桃で喜んでくれるお客さんに、どんどん美味しい桃を作って、喜んでくれるお客さんをどんどん増やして行くんや!!目指すのは日本一の桃屋だ!!と決まりました。 そうなんです。私の夢は日本一の桃屋になることです。県道沿いにある直売所 6月下旬~9月下旬の桃の時期に営業します。四国遍路86番札所「志度寺」~87番札所「長尾寺」の道中にあります。当園の課題 私が中学生の時に収穫最盛期に台風の直撃を受け、経営に大きな被害が出るという事を目の当りにしました。その時の衝撃はとても忘れられません。「もっとたくさん美味しい桃を作って、喜んでくれるお客さんをどんどん増やして行く。それを繰り返して日本一の桃屋になる。」と言う私の目指す夢を阻びました。 そこで夢を実現する為に加工品の製造を通じて、美味しいすもも・桃をお客様にお届けする事に長年真剣に取り組んで来ました。これまでに取り組んできた加工品 直売所の開設以来、父が加工品への取り組みをスタートさせました。 直売所を営業していると、どうしても曜日や天候によって桃の売れ行きも変わります。でも畑での桃の熟し具合はそんな事はお構い無しで進んで来ます。父によると食べ頃の最高に美味しい桃がどんどん朽ち果てて行く姿がとても悔しかったそうです。 最初はお菓子屋さんに製造を依頼してスタートしたジャム作り。しばらくして、ジャムはお菓子屋さんが高齢で体力の限界となった事から製造方法を教えて頂く事になり、農園での製造がスタートして行きます。数年後には県を通じてジェラート屋さんからお声がけを頂き、シャーベットの販売が始まって行きました。 それ以来、当園が加工にも取り組み始めて早20年以上になりました。 こちらはすももシロップの業務用サイズです(すももピューレ)。展示会で繋がった全国のお取引先様に出荷しています。加工を行う理由桃の美味しさを、さまざまな形で楽しんでいただきたい。 フレッシュな桃そのものの魅力はもちろん、旬の果実を閉じ込められる加工品でも桃の美味しさを、四季を通じて皆さんにお届けして行きたいと思っています。ジャム、シャーベット、ピューレやシロップ、これまで様々な商品づくりに取り組んで来ました。 これらの製品は旬の桃(すもも)を閉じ込めて、桃から生み出される幸せを一年中楽しんでもらいたいという思いから生まれて来ました。桃の持つ自然な美味しさを最大限に引き出したいと思い、いろいろな方法に取組んで来ました。形が変わって加工品になっても、私にとっては皆さんに桃(すもも)をお届けしているという感覚で取組んでいます。 桃園が加工品づくりに向き合うことで、一般的な青果基準を超えるおいしさの果樹栽培を目指す事が出来る様になります。これを地道に続けて行く事で、まだ誰も知らない未知の領域の美味しさを試行錯誤しながらも探し出す事ができると感じています。いつか、フランスの貴族や菓子職人も驚くような果実菓子を見つけ出せるかもしれません。これが、私の取り組む桃創りです。  

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