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自然の優れた機能を秘めた幻のリネン“大麻”。50年の時を生きるカーテン・間仕切り
自然の優れた機能を秘めた幻のリネン“大麻”。50年の時を生きるカーテン・間仕切り
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22pt

支援額

目標金額

3,997,960円

300,000円

1332%

支援者数

残り

359人

終了

株式会社カズマ Makuake
  • リネンの真骨頂 ”大麻-おおあさ”。質素で慎ましい、実用性を備えた布がもたらす安らぎ
  • 持続可能な資源として注目される大麻をテキスタイルに。国産大麻復活への足がかりを
  • ”超”機能素材「大麻」と”超”機能染料「柿渋」が共演。長く使う先人の知恵を凝縮

※製造枚数に上限があるため、応援購入数に合わせて適宜リターンの追加を実施しております。 詳細は活動レポートをご確認ください。※サイズにご不安なお客様はメッセージまたはLINEにてお気軽にご相談ください。https://page.line.me/258nsxrr?openQrModal=true用いることに喜びがある、現代の民藝ファブリック使い込んでこそ増していく、存在感と深み【カーテンとして】大麻布(たいまふ)は先人たちが日常生活のために織った布であり、ごく普通の暮らしを営む庶民が、生業のかたわら生み出した手仕事です。使われてこそ美しさを放つ、いわば見せるための布ではなく使うための布。常に静かで慎ましい面持ちがあり、貧しくもたくましく生きた先人達の暮らしを感じとることができます。素朴で飾らない。素材が生み出す美しさ【目隠しとして】自然の意思を感じられる、素朴で健康的な美しさ。洗っても、さらしても、敷いても、多少の手荒い扱いに耐えてくれる丈夫さ。使うことで美しく育っていく民藝のように、ともに時を重ねていく悦びを感じられる布は、日々の暮らしに改めて新鮮な感動をもたらしてくれます。空間をエイジングするテキスタイルの力【間仕切りとして】おろしたての布なのに、普段づかいの日用品や家具に溶けこんでいく順応性。1枚の布を吊るすだけで、インテリア全体がエイジングされていくような、どこか懐かしくて安らぎのある空間へと変えてくれます。今回私たちが挑戦したのは「大麻」。大麻は、綿(コットン)が登場する遥か前、縄文から稲作と同じように人々の暮らしを支えて続けてきた農作物です。ほんの数十年前までは多くの民衆が大麻を育て、大麻の衣服を着ていた時代が確かにあったにも関わらず、明治時代以降、織物は綿の時代へと変わり、大麻栽培の取り締まりが厳格化されたことで、今は絶滅の危機と瀕しています。麻とは本来、大麻のことだった※大麻の繊維。1本1本がとても短い繊維です 大麻は「たいま」「おおあさ」「ヘンプ」など呼び名がいくつかありますが、家庭用品品質表示法では「植物繊維(ヘンプ)」と表示され、「リネン」や「麻」と呼ぶことはできません。麻といえば日本では昔から大麻のことを指していたほど”当たり前”の存在だった繊維が、今は麻と呼ぶことすら禁じられた、悲しい運命をたどってきた植物なのです。大麻は繊維構造が中空のため、吸湿、吸汗性に優れ、通気性もあるため、速乾性や抗菌性などの機能も持ち合わせています。また、大麻糸は漁の網や下駄の鼻緒に用いられていたほど強靭な繊維で、耐水・耐久性にも優れた素材です。「ooasa」で消臭性を調査。汗臭、加齢臭、排泄臭、タバコ臭の成分「酢酸」において、96・0%と非常に高い数値が認められ、SEK基準に達しています。これは消臭機能に優れたレースカーテン2種の生地よりも高い数値です。一般的にUVカット機能をうたったレースカーテンのUVカット率は75%以上。ooasaはそれ以上の91.2%。これは通常のポリエステルカーテンの倍以上の数値です。多くの機能性カーテンは、専用の糸や助剤を使った加工によって機能を付加しますが、「ooasa」は大麻そのものが本来持っている自然の力を優れた技術力で引き出したものなのです。大麻がたどってきた歴史と、民衆の暮らしそのものが織り込まれた「ooasa」。その魅力をご紹介します。<生地スペック>素材 :タテ…綿100%     ヨコ…大麻50%綿50% 生地(織り) : 平織り麻の洗いざらし感と綿の柔らかさが融合麻らしい、さらりとした洗いざらし感を残しながらも、綿を混合することで柔らかさのある優しい風合いをプラス。光を程よく通しながらも向こう側が見えない、インテリアとして使いやすい丁度良い透け感に仕上げています。横方向に灰色がかった大麻の繊維が見え、味わいと奥行きが感じられます光を通しながら向こう側は透けて見えない。糸の密度に工夫があります廃棄ゴミを出さない計算された設計「ooasa」はオーダーでなく既製サイズでのみお作りしています。これは、廃棄生地を一切出さない製造方法にこだわっているためです。オーダーカーテンでは破棄される生地耳は、生かすデザインに最小限の生地でつくるために、余計なヒダのないフラットなスタイルに。さらにプラスチックフックはなく、好きなパーツとつないでコーディネートを楽しめます。※生地上部に8つのボタンホールがあいていますカーテンのほか、目隠しや間仕切りとしても使えます私たちがなぜ今、大麻繊維を使ったテキスタイルを開発したのか。その理由をご説明します。種をまいてから100日で収穫。サスティナブルな素材大麻は水も肥料もいらず、場所も選ばずに3か月で3~4メートルという驚異のスピードで成長します。雑草よりも早く成長するため、除草剤もいりません。痩せた土地を土壌改良。同じ土地で裏作も大麻は根をくまなく張りめぐらせるため、収穫後はふかふかな良い土壌になり、大麻を刈り取った後に輪作として(※輪作=1年で2つ以上の農作物を育てること)蕎麦や野菜を育てることができます。同じ場所で作物を続けると、通常は病気や害虫が発生しやすくなり生育が悪くなるのですが、大麻と輪作するとそういった被害が少ないどころか、収穫量が増えたり栄養価が高くなったりするとも言われています。石油に代わるバイオマス資源。再び注目されている大麻は根から種まで余すことなく利用できるため、近年は短期間で再生が可能、かつ枯渇しない、バイオマス資源として再び注目されているのです。大麻から綿へ。栽培農家が激減明治時代以降、庶民の衣服は麻から綿へ、下駄から靴へと大きな文化の転換期を迎え、大麻の需要が激減。さらに追い打ちをかけるように昭和23年の大麻取締法の施行によって、大麻栽培は1年ごとの免許更新や栽培面積の報告義務など、細かく取り締まりがされ、結果、生産農家は衰退の一途をたどっています。大麻の糸が手に入らない栽培面積が最も多い栃木県でも、現在はたった数人の職人しか残っていないといわれ、国産の大麻繊維は入手することができません。「ooasa」も現在は中国から大麻糸を仕入れています。大麻布の魅力を福井から広げたい私たちの故郷、繊維王国「福井」も、かつては大麻産地として知られた地域でした。しかし、1918年頃までは大麻の生産敷地面積が359.9ヘクタールあったものの、1991年にはゼロに。循環型社会の未来を担う大麻という素晴らしい作物を、安全に福井に復活させることができたら、と密かに願っています。※本来なら捨ててしまうような大麻をさらに紡いで織り上げた野良着「オクソザックリ」は、地元福井で作られていた独自のもの。写真は山村で着られていた「サックリ」(大野市民俗資料館に展示)大麻は、資源不足の日本と地球の未来を救う救世主となりうる原料のひとつです。持続可能なインテリアファブリックを作る私たちKURASIKUとしては、より多くの方々に大麻テキスタイルを使ってもらい、その素晴らしさを実感し、国内の生産農家が増えていく小さなきっかけになれば。綿を混合したこの布は、そのまず第一歩です。大麻繊維自体はとても丈夫で硬く、そのまま織るとごわごわした肌触りになるのですが、私たちはカーテンとしてのしなやかさを加えるために綿を混紡。デリケートな糸を傷めないよう、あえて機械の回転数を落とし、ゆっくりと織り上げています。低コストの大量生産、化学薬品という効率を重視した現代の方法とは真逆ですが、少量生産だからできること。完成までに要した期間はおよそ1年。自然素材は、生地の保管や取り扱いも重要なポイントで、太陽光や蛍光灯でも変色してしまう恐れがある上、湿度管理も不可欠。デリケートな自然素材を保管するために、自社で最適な管理体制を構築しています。※製織の協力会社ヤマヨ伊東織物合資会社の伊東さん(右から2番目)と究極の草木染め "柿渋染め” に挑戦使うほど美しく育っていく大麻布との相性を考え、大麻そのものの色「麻色」と別に、「柿渋」に挑戦しました。柿渋は天然の防水・防虫・防腐剤柿渋染めは、高い防水・防腐・防虫効果があり、漁業の網に麻や綿糸が使われていた時代、網の腐蝕を防止し耐久性を高めるために使われていました。和紙で作る和傘も、糊にまぜて柿渋を塗り込むことで、3年は雨に耐えられたというのだから驚きです。※ざるに和紙を貼り、柿渋を塗り込んでお盆に仕上げた「盆ざるの一閑張」ホルムアルデヒド対策としても有効さらに近年はホルムアルデヒド対策として壁紙などへの活用も注目され、有効性を証明する試みも始まっています。柿渋は育てていく楽しみがある柿渋の染め液は、未熟な青柿のうちに採取して粉砕・圧搾し、出てきた渋液を何年も熟成させたものです。「太陽染め」といわれているほど、日光によって染め具合も変われば、長い時と共に色合いも変わっていくのが魅力。柿渋は太陽に強く晒されるほど、染め具合が濃く仕上がります青い柿からなぜこのような美しい色がでるのか不思議・・・・光を透すと柿渋ならではの深みのある色合いがでます私たちが大麻繊維に出会い、柿渋染めに触れながらテキスタイルの開発を進めていく中で、改めて思いを強くしたことがあります。それは、始まりだけでなく、終わりの価値も考えた消費されないものづくりがしたいということ。畑で大麻を育て、糸を紡ぎ布を織り着物を仕立て、穴があけば継ぎ当てを重ね、寒さをしのぐために刺し子を施す。「捨てずに長く使い続ける」大麻が暮らしにあった誰もが貧しい時代、先祖が当たり前にやっていた暮らしは、現代に暮らす私たちが学ぶべきことばかりです。1枚の大きな布がカーテンになり、間仕切りやクロスになり、はさみで切られてハギレになり、最後は土に還っていく。KURASIKUのものづくりも「捨てない」が原点。長く使えるだけではなく、時が経つほどより魅力的になり、より愛おしく感じられる存在。そして使う人と共にこの先50年の時を生き続け、終わり際ほど美しい未来を描けるようなテキスタイルを作り続けたいと思っています。「ooasa」は、生地の厚さが同じ2種類のカラーをご用意しています。1・麻色(あさいろ)大麻そのものの色。横方向に灰色がかった大麻の繊維が見え、ナチュラルな中にも味わいと奥行きが感じられます。2・柿渋(かきしぶ)柿渋染めしています。インテリアとして採り入れやすいよう、比較的淡い色合いに仕上げていますが、光を透すと柿らしい深みのある色合いへと変化します。同じ布で作る「共紐」をつないで吊ります通常のカーテンに付属されているプラスチックフックは付いていません。生地の上部に8つのホールがあいていますので、その穴に、セットで付属している「共紐」を通して吊ってください。【付属品】共 紐本体の布と同じ布を使い、高い縫製技術によって幅4mmに仕上げたシンプルな紐です。生地1枚につき共紐は1セット付属していますので、別途購入の必要はありません。(幅4mm×長さ40㎝×8本)↑「麻色」×共紐↑「柿渋」×共紐もっと個性的なコーディネートを楽しみたい方に吊りスタイルの応用として、別途3種類のパーツもご用意しました。※こちらは別途単品購入が必要です。1・革紐キャメルカラーが徐々に濃くなっていく、本革本来の経年変化を楽しめます。(幅4mm×長さ35㎝×8本)※本体生地1枚分※生地は 左:麻色 / 右:柿渋2・針葉樹紐針葉樹の樹脂が原料。黒ベースに白っぽい植物の繊維を感じる環境にやさしい素材です。(幅3mm×長さ40㎝×8本)※本体生地1枚分※生地は 左:麻色 / 右:柿渋3・S字フック黒の極小フック。レールのランナーを使って吊るす場合に使用します。(幅15mm×長さ3㎝×8個セット)※本体生地1枚分※生地は 左:麻色 / 右:柿渋※「S字フック」は小さいため、突っ張り棒には使用できない場合があります。6サイズから選択。パーツを調整してお好みの丈感に「ooasa」は、オーダーでなく「幅150㎝×丈6サイズ」の既製サイズ展開です。丈の6サイズは、120㎝、140㎝、180㎝、200㎝、220㎝、240㎝。生地につなげる紐の長さを調整すれば、どんな場所(窓)にもお好みの長さに吊ることができます。【カーテンでのサイズ選びの目安】※カーテンとして2枚必要な方は、商品を2回ご購入ください。※サイズにご不安なお客様はメッセージまたはLINEにてご相談ください。https://page.line.me/258nsxrr?openQrModal=true※(写真左)ヒダが多いと思われた場合は、生地の端を折りたたむことで調整可能です。(写真右)生地の最端のホールを1つのパーツで共有すれば横に何枚でもつなげられますとはいっても、サイズも吊り方も自由。拾った枝や流木をつかってみたり少し生地を引きずったり、腰高窓でも床まで垂らしてみたり「自宅にあったサイズや枚数が分からない」「透け感を実際に確認してみたい」などご質問があればぜひお気軽にお問合せください。郵送にて生地サンプルもお送りできます。(お届けまでに約1週間ほどかかる場合がございます。KURASIKUにはカーテンを束ねるタッセルが付属していません。それは、タッセルを作るのにたくさんの生地が廃棄されているからです。代わりに布の両サイドについて天然あこや貝のボタンでアレンジが可能。このボタンを裏側についたボタンループに引っ掛けてアレンジします。カーテンを束ねるような雰囲気にアシンメトリーに吊ってみたり「麻色」には躍動感を与えるアクセントを「ooasa」2色のうち「麻色」にだけ、さらにオリジナリティのある仕様を右サイドに加えました。黒糸のメローロックです。メローロックとは本来、生地の端をほつれないように始末する縫製方法の一つですが、今回は自然素材ならではの不規則な布の表情を黒ラインで際立たせました。参考にしたのは、唐津焼の装飾技法の一つ「皮鯨」。器の口縁部に黒の縁取りを引いたもので、その線の強弱によって器の形や表情に躍動感を与え、器全体を引き締める効果があるのです。大麻繊維は茎から採取。麻薬物質はありません大麻というと薬物のイメージがついてまわりますが、マリファナなどの原料となるのは、大麻の葉や花の部分であって、ヘンプの素材となる茎部分には麻薬物質は含まれていません。また、近年栃木県で開発された産業用の大麻草「とちぎしろ」にいたっては、葉部分でもマリファナ物質はない植物と認められています。実は大麻は日本の神道・祭り・伝統に深く関わっています神棚にお供えする御神札(ごしんさつ)。中でも、伊勢の神宮のものを「神宮大麻(おおぬさ)」といい、お祓いの時に使われる神具も「大麻(おおぬさ)」と呼ばれています。このように、大麻は神に捧げる神聖な存在で、日本人の文化を語る上でなくてはならない、精神性に深く関わっているものです。薬物とは切り離し、植物としての魅力と可能性に触れて頂けたらと思います。KURASIKU(クラシク)は、エシカルな自然素材100%カーテンブランドです。『和紙100%障子布』プロジェクトでは134人の方に応援購入をいただきました。サスティナブルな素材『竹―take』プロジェクトは3/16まで公開中。こちらもぜひご覧ください。https://www.makuake.com/project/take/※原料の大麻について中国産の大麻。収穫後に茎を農地に伏せ、夜露や雨にさらすことで微生物によって茎から表皮を剥がれやすくする工程を経ているため、独特の黒っぽい繊維が見られます株式会社カズマ(福井県八重巻町105)当社は、繊維王国である福井で半世紀にわたってカーテンを作り続けている企業です。カーテンというと、光や視線を遮る”道具”だと考える方が多いと思います。しかし住宅のAI化が進む今、テキスタイルがもつ役割は、AIでは埋められない「心の豊かさ」に深く関わり始めています。風に揺れ、光をやわらかく調和し、外と中を曖昧につなぎ、空間を和ませる。そんなテキスタイル独特の魅力が、私たちの暮らしに癒しや安らぎを与えてくれます。そして長く、心から愛せるものづくりを目指す中で「健康」や「環境」といったテーマは切り離すことができません。自然の摂理にあらがわず、心や体に溶け込んでいくようなテキスタイル開発を常に目指しています。<パートナー企業>紡績=信友株式会社生地製織=ヤマヨ伊東織物合資会社染色=木曽川染絨株式会社

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